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M.T. (メーカ/営業)

Y.Y. (メーカ/技術)

M.M. (メーカ/営業)
M.T
性別:男
年齢:33歳(2022年8月入学現在)
業界:製造業(鉄鋼)
職歴:生産管理3年、営業・マーケティング6年、出向1年弱
学歴:東京大学教育学部
Why MBA?
職場が抱える難題に対し、やや対処療法的な仕事に甘んじて悶々とする中、自分が解決に導けるのか(そのような人材になれるか)と考えたときに、現時点の保有スキルや自分のパーソナリティ等も踏まえて10年・20年後を想像すると、その可能性は低いと考えた。そうした中で、ソフト・ハードを問わず、己のスキルを集中的に鍛える場として海外MBAが必要であると思った。 ハードスキルとしては特定の強みがないことから全般的な学習が、またソフトスキルとしては、海外のパートナーも含め様々なバックグラウンドをもつメンバーとの協働を視野に、ダイバーシティ溢れる環境での疑似訓練が必要と考えた。
Why UNC?
リーダーシップ教育を含めたゼネラルマネジメントの強み 「Diversity&Inclusion」と、それを裏付けるアラムナイのエピソード 一方で、日本人・アジア人(インド人除く)が多くはない、ある意味で鍛えられる環境 ハンズオンかつグローバル経験を積めるプログラム アラムナイから発せられるUNC愛 気候、治安の良さ(妻帯同にも鑑み)
    受験プロセス
    2020年3月:
    社費選考の通知受け。AGOSへの通学をスタート。
    2020年6~8月:
    6月TOEFL初受験。以降、89→91→99→98→95と伸び悩み。 当初、最終到達目標を105点と設定し、それに向けた最大の課題はSpeakingと想定。Speakingに時間を割いた結果、早期に23~24点を獲得、一定の手応えを得る。 一方、楽観視していたReadingが安定せず、第一関門の100点に未達。
    ※ポイント1:Readingを早期に安定させられなかったこと
    2020年8月~9月
    GMATの対策を開始。その結果、TOEFLのReadingが易しく感じられるようになり、9月以降は安定して29~30を獲得。ただし、その時には既にSpeakingが下がり始める。なかなか4セクションの点数が揃わず、もどかしい日々を送る。奇跡的に100点の壁を突破も(102点)、結果的にこれが最高得点となる。 GMATは9月末に初受験し、680点(V31, M50)。いずれ700点超えも可能と高をくくる。
    ※ポイント2:GMAT700点の壁を甘く見ていたこと
    2020年10月~11月
    エッセイ・推薦状の準備を開始。軸足はTOEFLからGMATとエッセイへ。
    GMATもTOEFL同様、VとM両方を揃えることができず、もどかしい日々を送る。12月まで受験継続も、最高得点は初回のままで終了。 一方、エッセイは、「ぼんやりとしたイメージ」を「言語化」することに苦しむ。特に、業務内容・獲得したスキル・今後への思い等を「MBAのAdmissionに伝わるように」まとめることに苦労する。
    ※ポイント3:柔らかい段階でもよいので、複数のMBA受験経験者と話をすべきだった。早い段階で様々なアドバイスをもらうことで、結果的に無駄な回り道をせずに済む。
    2020年12月
    GMATに見切りをつけ、エッセイ・インタビュー対策に軸足を移す。
    2021年12月~2月
    米国4校・欧州1校に出願。志望度が高かった1校でインタビューに進めず、凹む。米国2校に合格。 2021年3月
    UNCより面接連絡がなく、凹む。在校生にも相談し、Admissionにコンタクト。また、1on1のセッションにも参加し、「なぜか面接通知がない」と訴え。その後、面接の連絡があり、いかにも優しそうなアメリカ人アラムナイとの面接を経て、3/26合格通知。3校の中でUNCへの進学を決定。
    2021年6月:
    コロナ影響を勘案し、会社とも協議の上、一年間Deferを決定。
    TOEFL

    出願スコア 102(R26、L30、S21、W25)
    私は各セクションが伸びた時期がチグハグで、高得点を揃えることができませんでした。ぜひ他山の石としてください。(ちなみに受験会場は常にお茶の水でした)

    巷で言われる対策の一つとして、「全文精読は困難→ナナメ読みで」というものがあるかと思いますが、私には無理でした。GMATの勉強を始めたことで読解スピードが上がり、全文を精読できるようになって初めて点数が安定しました。 Rの点数が安定しない方は(もちろん、原因次第ではありますが)、GMATの勉強を始めてしまうのもアリだと思います。Rは一度安定すればそうそう落ちないと思いますので、早期に対策し、その後はL・S・Wに時間を割く、というのが理想的ではないかと思います。
    L
    アゴスの教材(2倍速を含む)やアプリを使って勉強しました。但し、手応えと結果が比例せず、全く点数が読めないセクションとの位置づけで終わってしまいました。 今日は絶好調だな、と思ったら周囲のSpeakingがかき消してくる等、集中力を問われると思います(お互い様の事象ですし)
    S
    アゴスに加え、アプリ(IBTimer)、またポッドキャスト等で短いニュースを聞いた後に内容を話してみる、という練習をしたところ、点数が伸びました。但し、9月以降に時間を割かなくなると一気に落ちましたので、継続が重要です。

    型をいくつか用意するとともに、使えそうな表現はストックし、問題によって使い分けていました。ただし、それだけではあまり高得点は望めないように思いました。 あくまで私の印象ですが、Wは、お題に対して即興でストーリーを構築する力を土台とし、そのうえでそのストーリーを表現する英語力を備えているかどうか、を問うているように思います。 私にとっては前者が結構難しくて時間がかかっていましたので、見方を変えれば、前者に脳と時間の余裕を割けるだけの英語力が必要だと痛感しました。そのためには、決まった型を覚えるだけでなく、日頃から日記等を通じて語彙・言い回しの選択肢を増やし、臨機応変に対応できる準備をすることが重要なのかな、と今となっては思います。
    GMAT
    出願スコア 680(V:31 Q:50)
    初回受験が最高点の結果に終わってしまいましたので偉そうなことは言えませんが、V・Qともに、「問題を解く→間違えた理由を分析する→また問題を解く」というシンプルな取り組みを繰り返すしかないと思います。Vは日本語でも難解と思われる題材もありますので、苦手分野については色々な媒体で目を通しておくのもよいかと思います。例えば、私は理系分野=お断り なのですが、TEDでたまたま目にした「ひも理論」が試験に出て、ラッキーな思いをしたこともありました。 なお、GMATにこだわる必要はないと思います。GREやEA等の選択肢があり、私の周りでも「早めに切り替えておけばよかった」との声も聞きました。

    Essay
    苦労しました。軸となるものは以下だと思いますが、私は1,2の時点で苦戦しました。
    1.過去の経歴、獲得スキル
    2.先々のキャリアゴール
    3. 1,2の過程としてのWhy MBA?
    4. Why this school?    
    1については、きちんと言語化し、更に他者と差別化できるレベルにすることが重要ですが、カウンセラーはもちろん、留学経験のある先輩や友人等に話を聞いてもらい、自分が本当に腹落ちする内容に落とし込んでいくとよいと思います。
    2. 3. については、問いの前提に「先々のゴールを見据え、逆算して努力する」という考え方があると思いますが、率直に言って私はそのような努力をしたことがなく、現状課題に一生懸命取り組んでいれば自分に合ったキャリアが勝手に開ける、という(人によっては卒倒してしまうような)考え方でしたので、腹落ちするストーリーを描くまで時間がかかりました。
    (実際、カウンセラーや先輩にも半ば呆れられていたような・・・)。 これをご覧になっている方の中には、私のようなヤバめの受験生はいらっしゃらないとは思いますが、もしお悩みの方がいればお声がけください。何かお手伝いできるかもしれません。
    Interview
    私はAGOSのモックインタビューで「話すスピードが遅い」との指摘を受けましたので、想定問答を40個ぐらい作り、何度も練習してスラスラ言えるようにしました。それに加え、学校ごとに小ネタを繰り出せるようにしておきました。(学校のある地域に行ったことがある、好きなスポーツチームがある等)。 とはいえ、準備した内容をそのまま打ち出すのではなく、お互いに心地よいコミュニケーションが取れるか、という点が大事かと思います(この点は、学校によっても、あるいはインタビューによっても特色が出るところかもしれません)。UNCのインタビュアーはとてもフレンドリーで、内容云々よりもフィット感と入学への意思を問うていたように思います。
    最後に
    MBA受験は、仕事・プライベートも含めてバランスを取りながらの挑戦になるかと思います。その際、皆様の状況・ニーズに合った情報が巷に転がっているとも限りません。そのため、周囲の理解者と話をしながら最適解を見つけていくのが最も効率的になると思います。私は会社・家族から100%の支援を受け、大学の友人や会社の先輩にアドバイスを仰ぎ、更にUNCのアラムナイは勿論のこと、UNC以外の方にも大変お世話になりました。もし皆さんも困っていることがあれば、いつでもご連絡ください。何かしらお話できるかと思います。
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    M.M
    性別:男
    年齢:36歳(2022年8月入学現在)
    業界:製造業(化成品)
    職歴:事業企画管理、法人営業・マーケティング
    学歴:立教大学
    Why MBA?

    ドイツ赴任先にて、ビジネス全般に精通し、現地事業をリードする米国MBAホルダーの先輩社員を見て、米国MBAへの興味が湧くと共に卒業後の目指すキャリアが鮮明となった。以下がwhy MBA
    1.食品包装分野から派遣元企業の成長分野であるヘルスケア分野へのキャリアシフト
    2.経験したマーケティングや事業戦略を学び直す事で他業界でも応用できるスキルへと昇華させると共に、ファイナンスやオペレーションなど未経験の分野を含めビジネス全般を体系的に学ぶ事で、卒業後の新規事業立ち上げに必要な知識・スキルを習得したかった。
    3.英語でのグループワークや議論を通して、グローバル組織でのチームロールやリーダーシップスキルを経験学習したかった。また、欧州では経験できなかった米国人とのコミュニケーションを通して米国の商習慣やビジネスの考え方に触れたかった。
    Why UNC?

    1.例年、米国MBAランキングトップ20位内のスクールである点
    2.ネットワークの大きさ、教授陣・提供される講義などヘルスケア分野に関する強み
    3.多くの同級生の顔と名前に加えて、バックグラントや個性まで理解し深い人間関係を構築するのに適している250人前後の小規模なクラスサイズ
    4.生徒同士の距離が近くCollaborativeな雰囲気・校風
    5.大都市ではなく小さい町で、米国の文化や思考について五感で理解したかった
    受験プロセス

    2020年4~6月:人伝で社費留学制度がある事を知る。既に申込期限を過ぎていたが社内選考に懇願し運よく選抜される。同時にAGOSのTOEFL講座を利用しTOEFLと対峙し始める。
    2020年7月~8月:TOEFLのスコアメイクに苦戦する。Listeningを中心に毎回撃沈の結果と、Readingをミスした際の残りテスト時間の苦痛に毎回涙を流す。一方、AGOSのカウンセリングサービスを活用し、Why MBAやポストキャリアのネタ出し・志望校選定を開始する。
    2020年9月~11月:月2~3回TOEFLを受験するも100点を超すことができず憂鬱になる。社費生同期はIELTSに転換するが、私はTOEFLに拘りつづける。また、TOEFLと併行してGMATの勉強をはじめる。しかし、出願まで残り準備期間も少なくGREにも手を出し始め迷走する。一方、Why MBAなどのエッセイづくりは順調に進む。
    2020年12月:気分転換にIETLSを受験し、Overall7.5が出て安心する。コロナ禍という事もあり、カウンセラーと相談しGMAT Waiverを利用する準備に入る。年末年始はapplicationの準備。
    2021年1月:受験予定3校でWaiverが許可され2ndで出願する。ZOOMを通して、各校アラムナイから在学当時の学校の雰囲気や受講した講義などの詳細を聞きながら、モチベーションを高めインタビュー対策をする。
    2021年2月~3月:ZOOMにて3校のインタビューを受ける。2校は在学生、UNCはアドミッション担当が面接官であった。3月, UNCから電話で合格通知を貰い受験生活終了。
    2021年5月:派遣元人事部とコロナ状況を鑑み、UNC入学を1年deferする。
    TOEFL

    出願スコア Overall7.5
    TOEFLを数十回受験しましたが90点代後半を浮遊し続け、最後はIELTSに転向しました。TOEFLを勉強した下地があり、IELTSの過去問を一度解けば転向は容易です。
    TOEFLは4時間近いテストに加えて最初のReadingでミスをすると、残りの時間が苦痛で仕方なく、個人的には一生受けたくないテストの一つです。TOEFL対策はAGOSの岡田先生の指導に沿い、音読やシャドーイングを日々反復練習していました。Writingに関しては、AGOSでエッセイの型を押さえた後、よく自身が間違える冠詞・単複名詞などの癖や、使える単語や文構造を暗記していました。Speakingは駐在経験もあったのでそこまで苦手意識はなく、特段の対策はしませんでした。そして、私はリスニングに一番苦労しました。日本語でも人の話を聞かないとよく回りの人に指摘を受けるので、英語力と傾聴力と併せてTOEFLのリスニングはお手上げでした。IELTSを受け付けてくれる大学であれば、柔軟にIELTS受験をお勧めします。
    GMAT
    マスアカ・AGOS・Affinityの対策講座に加えて、GREにも手を出し非効率なタイムマネジメントで中途半端な結果となりました。私が語れる経験はありません。
    Essay
    AGOSの個人カウンセリングを半年近く受けました。週1回のペースで、Why MBA・各志望校のエッセイ、自身の強みやBehavior questionsの整理をサポートしてもらいました。ドイツ駐在経験、事業企画や新商品開発などの経験を中心に作成し、ネタ出しに困る事もなく順調に進みました。
    Interview
    Interview invitationが届いた1月中旬からインタビュー当日までの1か月弱、AGOSのインタビューサポートを利用し対策しました。そして、聞かれる質問の約80%は、事前に予測できます。確実に聞かれる質問に関しては、骨子を事前に作り、家で独り言を唱えながら面接練習しました。また、AGOSのネイティブインストラクターと週1~2回、模擬面接を実施し、デリバリー面の確認、表情や姿勢などの細かい要素も指摘してもらいました。
    最後に

    社費留学制度を利用できた事が何よりの幸運でした。事業企画部業務に加えて、2020年4月から1製品の事業管理責任も新たに担った為、受験勉強と併せて2020年は人生で最も忙しい1年となりました。Daytimeの業務を妥協したくなかった為、少々悔いが残る受験生活となりましたが、とにかく合格でき安堵しております。あまり参考にならない体験記ですが、ご質問があればお気軽にご連絡下さい。最後に私からメッセージをお伝えします。
    ・Why MBAは大事です。もちろん志望校にapplicationを出しInterviewをパスするテクニックとしても大切ですが、MBAへ行き本当に自身が何をしたいのかという本音・コアを大切にしてください。そのモチベーションを受験期間、そして入学後の活力としてください。
    ・在校生及び卒業生からできる限り直接話を聞いてください。実際にUNCで学んだ経験者から情報を得る事で、より臨場感かつ説得力のあるエッセイと志望動機にブラッシュアップして下さい。
    ・私はコロナ禍で叶いませんでしたが、できればCampus Visitをして下さい。ぜひ現地に足を運び、五感で各スクールとのフィット感を確認してください。
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