合格体験記 合格体験記 日本人新入生Data 過去Data
(TOEFL・GMAT等)
過去Data
(その他)
 
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Class of 2018 Class of 2017 Class of 2016 Class of 2015  
Class of 2014 Class of 2013 Class of 2012 Class of 2011  

 
M.U. (IT・通信/男性)

Y.O. (メーカー/男性)

S.K. (金融/男性)

H.K. (金融、海運/男性)

A.K. (金融/女性)

M.K. (メーカー/男性)

S.G. (メーカー/男性)

K.S. (IT・通信/男性)

Y.S. (IT・通信/男性)

K.T. (メーカー/男性)

S.T. (メーカー/男性)

H.N. (金融/男性)

S.N. (メーカー/男性)

R.N. (メーカー/男性)

N.N. (教育/男性)

T.N. (メーカー/男性)

Y.Y. (IT・通信/男性)

M.U.
性別:男
年齢:32歳(2012年8月入学現在)
業界:IT・通信
職歴:エンジニア
学歴:東京大学
Why MBA?
そもそもの発端は、友人・顧客といった身近なMBA取得者の活躍でした。また、ITサービスを通じてグローバルな医薬品業界に貢献したいと思うようになり、そのためには米国ビジネススクールでのMBA取得が必要であるという結論に至りました。
Why UNC?
1つ目は、バランスのとれた授業・科目群です。経営について網羅的にバランスよく学びたい自分にとって、特定分野にフォーカスし過ぎることなく、効果的にGeneral Managementを勉強できることは魅力でした。また、ヘルスケアに特化した選択科目があることもUNCを選んだ理由です。経営科目を学びつつ、特定業界の知識を得ることができるのは重要なポイントかと思います。最後に、大学や街が持っているフレンドリーさです。是非、キャンパスビジットをして、暖かい雰囲気に直接触れてください!
受験プロセス
2010年4月:TOEFL準備本格開始
2010年12月:社費派遣応募
2011年2月:社費派遣選出
2011年4月:GMAT準備開始
2011年7月:GMAT出願スコア獲得
2011年8月:エッセイ着手
2011年11月:TOEFL出願スコア獲得 (以後もTOEFL受験は継続)
2011年11月:UNC出願
2011年11月:UNC面接(キャンパスビジット時)
2012年2月:UNC合格
2012年5月:UNC進学決定
TOEFL
TOEFLには非常に苦労しました(今でも英語に苦労しています)。セクション別には、割と良いスコアが出ましたが、トータルで良いスコアが出揃うことが最後までありませんでした。99点を取ってから100点を超えるまで4か月もかかりました。ただ、いくらセンスが無くても、いつかは量が質を凌駕すると思います。あきらめず、勉強時間を確保しつつ、色々な勉強法(≒塾)を試すとよいと思います。
GMAT
特に苦労しませんでした。AGOSで一通り勉強したら、すんなりスコアが出ました。中学受験と似ていることもあり、大変助かりました。ただ、これには異論のある方も多いため、中学受験経験者の方も油断しないでください。
Essay
AGOSのカウンセラーと取り組みました。不満は全く無く、実際、インタビューに呼ばれなかった学校はありませんでした。ただし、カウンセラーの顔ぶれが変わることもありますので、ご注意ください。
Interview
こちらもAGOSで練習を重ねました。11月末のUNCインタビューに向けて、10月から本格的に取り組みました。インタビュー練習は、TOEFLのSpeakingのスコア向上にもつながるため、早めに取り組めるといいと思います。TOEFLに向けて勉強している際も、インタビュー中の自分を思い浮かべると真剣さが増すかもしれません。
最後に
MBA受験は、そのプロセス自体が自分を大きく成長させてくれます。頑張りましょう!
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Y.O.
性別:男
年齢:32歳(2012年8月入学現在)
業界:メーカー(食品)
職歴:エンジニア
学歴:京都大学
Why MBA?
私はこれまで大学では農学を専攻し、会社では生産系のエンジニアというキャリアを歩んできました。しかし、世界経済のグローバル化が進行し、自身の会社も海外の事業会社の買収を進めたりする中、より会社経営に深く携われるポジションにキャリアチェンジをしたいと考え、MBAを目指すことにしました。
Why UNC?
Why MBA?とも関連しますが、MBAを通じて学びたいこととして、(1)ビジネスに関する幅広いスキル、(2)グローバル化に対応するための多様な人々とコミュニケーションする能力の2点が大きくありました。

UNCの充実したコアカリキュラム、Leadership Educationへの強み、少人数でチームワークを重視する校風はこれらの目的にマッチしており、UNCを選択しました。これに加え、学校説明会等のイベントやCampus Visitで出会ったAlumniやAdmission Officeの方々の人柄が大変素晴らしく、UNCに行きたいと強く感じました。また、私は家族(妻と子供2人)を連れての渡米を考えていたため、Chapel Hillの素晴らしい住環境や教育環境もUNCに決めた理由の1つとなっています。
受験プロセス
2010年12月:社費MBA派遣に選出される
2011年2月~5月:AGOSでSpeakingとWritingを受講
2011年5月~8月:AGOSでGMAT Verbal受講(Practice含む)
2011年5月末:WebTOEFL Reading 受講
2011年6月末:WebTOEFL Listening 受講
2011年7月:AGOSでネタだし開始
2011年8月:AGOSでレジュメ作成
2011年9月:YES(SCと文法)受講開始(12月まで)
2011年9月:TOEFL 104点獲得(R30 L27 S20 W27)→出願スコア
2011年10月:AGOSでエッセイ作成開始
2012年2月: GMAT 4回目で610点(Q49 V25 AWA4.5)→1月の出願スコア
2012年1月:UNC出願
2012年1月:AGOSでインタビュー対策開始
2012年2月: GMAT 5回目で650点(Q50 V28 AWA4.5)→スコア差替え
2012年2月6日~2月10日:キャンパスビジット、UNCは現地でインタビュー
2012年3月: UNC合格
TOEFL
TOEFLについては先ずは単語力をつけることが大事です。旺文社の3800を通勤電車の中でひたすら覚えました。セクション別の対策は以下の通りです。

Reading:
WebTOEFLという講座を利用しました。この講座の解法をマスターした結果今まで22~24点だったスコアが一気に28点まで上がりました。

Listening:
同じくWebTOEFLという講座を利用しました。自分でしゃべれない音は聞き取ることはできないという考えのもと、Listeningのスクリプトの音読・シャドウイングをスムーズにできるようになるまで繰り返し行うことで、試験での聞き取りも楽になりました。

Speaking:
AGOSの講座を履修した後は、RereJob(オンライン英会話)で練習をしたのみです。

Writing:
AGOSの講座を履修し、実際の試験でもAGOSのテンプレートを使用しました。個人的には、早く書き上げ、見直しの時間を確保することが高得点のポイントと思います。見直しの時間が十分にとれて、スペルミスや文法ミスの修正がしっかりできたときは高得点がとれました。
GMAT
Math:
マスアカ、OG、GMAT Prepを活用し、独学で対策しました。マスアカとOGで問題の傾向を把握した後はGMAT Prepで慣れる事が重要と思います。

Verbal:
AGOSとYESに通いましたが、最後まで満足のいく点数はとれませんでした。反省点としてはSCの対策に注力しすぎ、CRやRCが不十分であったと感じています。バランス良く得点できるようにする必要があるかと感じます。

AWA:
AGOSの講座を受講する以外は特に対策をしませんでした。テンプレートを覚えれば、後はTOEFLのWriting対策で十分と思います。
Essay
こちらもAGOSのカウンセラーにお世話になりました。UNCのEssayの質問はオーソドックスなものであるため、自分のゴールとWhy UNC?、UNCの強み(特徴)がきちんと繋がるように心懸けました。
Interview
インタビュー対策もAGOSで行いました。良く聞かれる質問に対して回答のポイントをまとめ、すらすらと話せるように練習しました。実際のインタビューはCampus Visitをして受けました。やはり直接会って話したほうが伝わりやすいと感じ、Visitでのインタビューにして良かったです。また、この時に最新のGMATスコアを持参し、差換えを依頼しました。
最後に
MBA受験を振り返って、(1)スケジュール管理、(2)ネットワークの活用が反省点です。

(1)スケジュール管理
TOEFL、GMATを甘く見ていた部分もあり、できるだけお金をかけずに自力で何とかしようと最初は考えていました。しかし、そう上手くはいかず、試験で点数がとれないことが分かってから講座を履修したり、学校に通ったりしたため、対策が後手に回ってしまいました。

(2)ネットワークの活用
MBA受験は情報戦の側面もあります。途中まで試験対策に注力していたため、ネットワーク作りが十分にできず、Essay作成といった出願準備をする段階になって一人で悩むことが多くありました。受験生・卒業生・在校生といった様々なMBA関係者とのネットワークを作り、活用することをお勧めします。
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S.K.
性別:男
年齢:27歳(2012年8月入学現在)
業界:金融
職歴:Sales
学歴:上智大学
Why MBA?
大学時代に1年間の交換留学を経験し、その時から、「次はMBAで戻って来よう。」と漠然と思い描く様になりました。就職活動の際も、留学制度の充実した会社という観点から、厳しい営業活動の中で結果を残せば自分のやりたいことをやらせてくれる会社を選びました。当時は漠然と思い描いてた目標でしたが、実際に現場で営業をして行く中で、その必要性をひしひしと感じる様になりました。名古屋という製造業の多い土地柄、business ownerを相手に仕事をしていたこともあり、日本企業がアジアを中心とした世界進出のopportunityを求めていることを肌で感じました。これらのニーズに対してファイナンスの観点からどういったsolutionを提供できるのか。そう考えた時に、MBAは自分に欠けているハードスキルを体系的に学べる機会であると共に、世界を知れる最高の機会だと判断しました。
Why UNC?
プログラム:
ケース、講義のバランスの取れた授業形態でGeneral Managementに強みがある点、また何よりも、ASW, GIE, STAR Project, Case Competitions, Exchange Programなど、カリキュラムが充実しているところに魅力を感じました。

規模:
300人という多すぎず、少なすぎずの規模はネットワーク作りには最適です。また、アラムナイの繋がりの強さも感じました。

土地柄:
Chapel Hillは最高に治安が良く、街に住む人たちもfriendlyなので家族にとっても住みやすい環境です。
受験プロセス
2011年3月:社内の留学候補生に選抜
2011年5月:TOEFL受験、カウンセラー決定
2011年6月:GMAT準備開始、エッセイ着手
2011年11月:TOEFL終了
2011年12月:GMAT終了
2012年1月:出願終了後、ビジットのため渡米
2012年2月:UNCを含め複数校より合格通知
2012年4月:UNC進学決定
TOEFL
WritingはJackにお願いし、Speakingは3ヶ月間ドナルド(E4TG)に通い、その他のセクションは独学でした。Speakingに関しては、最終的には丸暗記する作戦からアドリブで話す作戦に切り替えました。Readingで使ったバロンズ、ロングマンの教材は良かったです。Listeningに関しては、アゴスの教材を使用しました。その他、通勤中にwall street journalを聞き流していました。単語はTOEFLテスト英単語3800のみを使用しました。
GMAT
GMATについてもYESのSCクラスを16回申し込み通った以外は独学で済ませました。マスアカ、OG、新井塾の教材、Kaplan等を使用しPrepとManhattan GMATのオンラインテストを受けるという流れでした。最後までVerbalとMathのスコアが揃わず苦しみました。
Essay
5月にブライアン(Elite Essays)をコンサルタントとして雇うことに決めました。最高のパートナーだったと思います。エッセイのネタ出しから出願戦略、インタビュー対策までトータルにサポートしてくれます。人気者なので早めにコンタクトを取るべきかと思います。
Interview
11月の段階で別の学校の電話インタビューを受けましたが、やはりFace to Faceの方が自分は好きだったので、UNCを含め他の学校はビジットした際に受けました。インタビューは比較的得意だったため、ブライアントと10回インタビュー練習が出来るパッケージを申し込んでいましたが、「お前はもう十分だ。」と5回で切り上げられてしまいました。それでも、違ったinterviewerとも練習をしたかったため、イングリッシュビレッジに通いました。1レッスン40分2100円と激安なのでお勧めです。
最後に
学生の時から思い描いていたMBA留学でしたが、受験過程がこれほどまでに過酷なものだとは知らず、本当に苦しい1年間でした。ただ、受験そのものにも多くの出会いや学びがある貴重な機会ですので、是非頑張って頂ければと思います。かならず、想いは届くと思いますし、振り返れば苦しい受験生活も良い思い出になる日がくるはずです。皆様のご健闘をお祈りしております。
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H.K.
性別:男
年齢:34歳(2012年8月入学現在)
業界:金融、海運
職歴:営業、企画
学歴:一橋大学
Why MBA?
異なる業界に身を置き、計11年のキャリアを積んできましたが、会社の経営課題を解決し、会社やそこで働く仲間とともに成長するという自分のキャリアゴール達成のために、現在の自分に足りないGAPを埋めるためにはMBAで得られる知識+経験が不可欠であると思い至りました。
Why UNC?
1.自分のLearning ObjectivesであるStrategy、Entrepreneurship、Organizational Behavior等をバランス良く学べるプログラムであったため
2.Visit等を通じて少人数でチームワーク重視の校風にFitを感じられたため
3.チャペルヒルは家族(子)持ちにとって最高の環境であると思われたため
受験プロセス
2011年3月:社内選考を通過
2011年4月:GMAT予備校への通学開始
2011年9月末:GMAT初受験
2011年11月初旬:キャンパスビジット
2011年12月:エッセイ着手
2012年1月:出願開始
2012年1月中旬:TOEFL終了(最終スコア、スコアupdate)
2012年2月:GMAT終了(スコア更新ならず)
2012年3月6日:UNC電話インタビュー
2012年3月19日:UNC合格
2012年5月:UNC進学決定
TOEFL
最終スコアを獲得するまで、計21回も受験しました。Integrated Writingのみ予備校に通い、残りは独学でした。Wはテンプレートを使用することである程度の点数が取れると思いますが、それ以外のパートに奇策はないように思います。R、L、Wで20台後半の点数が出るようになり、それぞれのハイスコアが同時に揃った時に出願スコアを獲得しました。留学後にも役立つと思って、筋トレのような地道な勉強をするしかないと思います。
GMAT
2-3か月ほど予備校に通い、その後は主にOGを中心に自分で勉強しました。毎回それなりに時間をかけて臨んだとしても、必ずしも成果を出せず非常に苦労しました。効果的な勉強ができなかったため、対策は他のメンバーに委ねます。
Essay
4人のカウンセラーと面談し、私の英語力では外国人の方だと必要な情報を伝えきれないと思い至り、最終的に予備校でご紹介頂いた日本人カウンセラーの方にお願いしました。試験対策もあり、実際にEssayを書き始めたのは12月下旬でしたが、8月から週一回程度のカウンセリングを行い、考えを纏めてきていたので、1月の出願に間に合わせることができました。尊敬すべきカウンセラーと出会い、また、そのカウンセラーの元で同じ目標に向かって共に闘う仲間を得て一緒に成長できたことは、この受験を通じて得られた最高の財産です。
Interview
11月のキャンパスビジット時にはInterviewは受けませんでしたが、アドミッション・オフィスに非公式の面談をお願いしました。その後3月に電話インタビューを受けた相手が、幸運にもビジット時に面談した方でした。30分程度の面接で、聞かれた質問はWhy MBA、Why UNC等の極めてストレートな質問でしたが、相手の人となりがわかっていたため、非常にリラックスして自分を出し切ることができました。
最後に
かれこれ10数年もの間、MBA留学を夢見てきましたが、自ら能動的にアクションを起こし、最後まであきらめなかったこと、それが現在に至る鍵になったと思っています。辛いことも多い受験プロセスですが、在校生、卒業生、メンター、受験仲間といった沢山の人達と出会い刺激を受け、家族、友人、職場の同僚等の多くの人に支えられ、自分の限界に挑戦し克服することによって、一回り成長できたような気がします。今にしてみると、この受験プロセスから既にMBAでの学びは始まっていたように思います。是非この辛くも充実した受験生活を乗り越え、人生最高の2年間を得られるように頑張ってください!
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A.K.
性別:女
年齢:(非公開)
業界:オンライン証券
職歴:マーケティング
学歴:慶應義塾大学
Why MBA?
前職の証券会社の前に勤めていた米系メーカーには多くのMBAホルダーが在籍していました。会議で堂々とアメリカ人と議論したり、論理的に物事を説明する彼らの姿を間近で見ていたことがMBA志望のきっかけでした。また、大学卒業以来ずっとマーケティング一筋でしたが、英語力、コミュニケーション力、リーダーシップなどのソフトスキルのほかにも、管理職になるために必要となるビジネス全般のノウハウや知識をMBAを通して身につけたいという思いから、MBAを目指しました。
Why UNC?
出願当初はUNCに特別な気持ちは抱きませんでしたが、9月にAdmissionが主催するinfo sessionに出席した際、たくさんのAlumniがUNCでのキャンパス・ライフを嬉しそうに語ってくださったり、熱くUNCを薦めてくださったことから、なんとなく自分の肌に合うと感じました。

その後、奨学金のある他校を含め、合格した学校から進学先を選ぶにあたり散々悩みましたが、UNCを選んだ決め手は以下の通りです。

・アメリカンに触れたい
アカデミックな勉強はもちろんのことですが、せっかくアメリカで生活する以上、アメリカ人の友人を作り、アメリカ文化に深く関わることが留学におけるもう一つの自分の課題でした。UNCの少人数の学生プールとノースカロライナのカントリーライフはそれに最適な環境だと判断しました。(都会育ちの私にとって、やはり地味な土地ではありますが、一ヶ月も経てば慣れます。心を惑わせることなく、勉強や学校行事といったキャンパス・ライフに専念することができます。)

・リーダーシップの強化
International studentなら誰でも感じることですが、自己主張の強いアメリカ人の前ではなかなか前に出れません。特に日本は協調性を大事にする国であるため、リーダーシップを鍛える場面は限られていますし、自分自身がいざ行動するときも控え目になりがちです。MBAでは、そういった自分の殻を破り、周りにとって影響力のある人間になりたいと思っていたため、リーダーシップ教育を重視するUNCに心が傾きました。UNCではリーダーシップ強化を意識したセミナーやトレーニングが多くあり、また、学生主導のイベントやクラブ活動の幹部など、リーダーシップを発揮する場面も一杯あります。また、少人数であることとも関連しますが、声を上げれば、注目されやすいですし、周りに影響を与える機会もたくさんあります。
受験プロセス
TOEFL
GMATを先に勉強していたため、Speaking以外は問題ありませんでした。ひたすらSpeakingを練習しましたが、点数が伸びないため、ほかの3つのセッションをいかに安定させるかに作戦を変更したところ、ようやく100点を超えました。
GMAT
個人的には、MBA受験において最初で最大の難関ではないかと思っています。仕事帰りに深夜までマックで勉強していました。努力に見合わない点数を目にした時の悔しさは、今でも思い出すと涙が出るぐらいです。それでも、あの頃に鍛えられてきたreading力は、MBAが始まってからのcase studyにとても役に立っていますので、皆さんもめげずに地道に勉強しましょう。
Essay
インターフェイスのルクレアさんにお願いしました。アメリカ在住のベテランのカウンセラーです。彼は綿密にエッセイをチェックし、ときに鋭い質問で私の甘い詰めを指摘してくれる、大変信頼できる方でした。カウンセリングは毎週決まった時間に行うため、いくら忙しくても、いくら気持ちが乗らなくても、彼とのカウンセリングまでにエッセイを仕上げなければならないプレッシャーから、無事に7つの学校に順次出願することができました。また、Skypeを使用し、予備校への通学時間を省いたり、出張先でカウンセリングを受けたりもしました。skypeを通じたインタービュー練習ができるといったメリットもあります。
Interview
UNCは出願したアプリカント全員がインタビューを受けることができます。加えて、インタービューの日時・場所も自ら予約することが可能です。私は、1月中旬にadmissionとの電話インタービューを受けました。対面に比べ、電話インタービューの方が難しいと言われていますが、あがり症の私にとっては好都合でした。メモを目が届くところに置き、リラックスして話すことができました。また、一問一答ではなく、積極的に自ら答えを広げていき、自分の強みをアピールするように心がけました。
最後に
MBA受験のプロセスは、仕事と勉強の両立、会社や家族の理解、鈍った学習能力のリフレッシュなどの課題がたくさんあり、なかなか大変ですが、「頑張ってやっぱり良かった」と渡米してから再確認しました。日本にいてはできないこと、知れないことがUNCでは体験することができます。辛くなったときは受験仲間や先輩たちに勇気付けてもらいながら、是非とも最後までやり遂げてください。MBAでの二年間はきっと期待を裏切ることはありません。
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M.K.
性別:男
年齢:31歳(2012年8月入学現在)
業界:メーカー(電機)
職歴:法務
学歴:中央大学
Why MBA?
入社して以来、会社の業績が悪化し続ける中で事業再編、ファイナンスなどの様々なプロジェクトの遂行に関わりましたが、その過程において、プロジェクトの実行だけではなく、自ら会社のビジョンや事業戦略を策定して、それを実行していく意思決定が出来るマネジメントになりたいと思うようになりました。また、グローバル市場において日本の製造業のプレゼンスが相対的に下がる中、会社の枠を超えて、経済、環境、社会の観点から日本の製造業のSustainabilityの構築を牽引出来る人間になりたいと漠然と考え、そのためには、よりグローバルかつ多様な環境で組織を引っ張っていくリーダーシップを伸ばしていく必要があると感じていました。これらのニーズを社内のキャリアのみで実現することは難しいと考え、知識・スキルの習得と自己改革の機会を求め、MBA取得を志しました。
Why UNC?
・バランスの取れたカリキュラムと大きすぎないクラスサイズ
General Managementに求められる知識、スキルを効果的に学べるコア・カリキュラムがあることが必須でした。卒業生・在校生からUNCのコア・カリキュラムが本当に良く練られていることを伺ってUNCに惹かれました。実際、Analytical Skills Workshopというサマープログラムにしても、各ワークショップやコースが有機的に繋がるようにデザインされていると感じることがあり、これから始まるコア・カリキュラムのデザインに対する期待も益々高まっています。また、ネットワーキングの観点から、クラスメイトと生涯に渡って続くような親密な関係を築くためには小規模な学校の方が良いのではと考えていた一方、クラスサイズが小さ過ぎる学校では選択科目がどうしても少なくなってしまうとデメリットがあります。この点、UNCのクラスサイズ(300名程度)であれば、十分に選択科目の専門性・多様性を確保出来る上、多くのクラスメイトと親密な関係を築きやすいと考えたからです。

・ソフト・スキルの向上へのフォーカス
Leadership Initiative、Leadership ImmersionというLeadershipにフォーカスしたコースがある点もUNCを選んだ理由の一つです。また、グループワークをベースに課題を進めていくことになりますが、UNCの卒業生、在校生の方と話した際、「こういう人達とチームワークをすれば面白いだろうな」と個人的なフィット感を覚えたことも決め手でした。各国から集まっているクラスメイトも協調的で本当に良い奴ばかりです。

・ランキングでのポジショニング
ランキングは少なからず気にしました。客観的な指標として受験生も参考にしているのは紛れもない事実であるため、上位の学校の方が優秀な学生が集まると考えたからです。UNCは昔からTOP 20に入っている学校であるため、2年間、バックグラウンドの異なる優秀な仲間と同じ釜の飯を食べながら切磋琢磨する上で最適な環境だと思いました。

・住環境
受験時代にキャンパス・ビジットをしていないため、これは住んでみてから思ったことですが、Chapel Hillは本当に素敵な街です。夜中に女性が一人でランニング出来るくらい治安も良く、地元の方々は驚くくらい親切です。また、寒いところが苦手な自分にとっては気候も最適です。
受験プロセス
2010年1月:MBA留学を意識し始める
2010年夏頃:社費での留学を決意
2010年10月:TOEFLのOfficial Guideを一読して、TOEFLを初受験
      (70点台のスコアを見て自分の立ち位置を把握する。)
2011年3月末:社費留学の内示を受ける
2011年4月:TOEFL、GMATの準備を本格的に開始
2011年5月~6月:業務が多忙すぎて勉強時間の確保に苦しむ。毎日夜中の2時から机に向かう日々
2011年8月:GMAT初受験も撃沈
2011年9月:2回目のGMATも撃沈
2011年11月:3回目のGMATで目標スコアを達成
2011年11月:エッセイ作成に向けて江戸義塾に通い出す。
2011年12月:TOEFL受験を継続するも90点台を彷徨い続ける。
2012年1月:正月休み返上で元旦から3日にかけて9校分纏めて出願
2012年1月:TOEFL100点をようやく突破し、各校にスコアの差替えを依頼
2012年2月:UNCをはじめ、各校のインタビューを受ける。
2012年3月:UNCからの合格通知
2012年5月:進学先をUNCに決定
TOEFL
海外経験は旅行のみの純ドメスティックなバックグラウンドであったため、相当に苦労しました。90点台を半年近く彷徨いました。セクション毎には以下の対策を行いましたが、まずはOfficial Guideを使って試験で聞かれるポイントを十分に把握しておく必要があると思います。また全セクションで好スコアを揃える必要があるため、何回か継続して受験されることをお薦めします。

(1)Reading
受験開始前から英語で読書をしていたため、Reading自体は得意なセクションでした。ただし、TOEFLに備えてボキャブラリーの増強は必須でした。「TOEFL英単語3800 (TOEFL iBT大戦略シリーズ)」のLevel 3までを覚えて以降、Readingは安定的に28以上を取ることが出来ました。とにかく日常の中で英語を読む量を増やすことが大切だと思います。通勤時にKindleで自分が読みたい小説やビジネス書を読み続けたこと、Economistのアプリを毎週欠かさず読み続けたことが役に立ったと思います。

(2)Listening
地力を強化するためにWall Street Journal - This MorningというPod Castを毎朝通勤時に聞き続けました。試験対策としては、ETSが販売している練習問題の音源をWeb上で探し出し、MP3ファイルを作成してボイスレコーダーに入れて、1.5倍速で聞くというトレーニングを行いました。地道にListening skillを強化するしかないと思います。

(3)Speaking
日常生活で英語を喋る機会が皆無だったこともあり、鬼門でした。有名なスピーキング講師のクラスを取りたかったのですが、結局受講することが出来なかったため、予備校やWeb上にあるテンプレートを参考にしながら、自分がしっくりくるテンプレートを作成しました。後はレアジョブを使って練習をしました。Speaking対策は後手に回ってしまっていたため、もっと早めに準備に取り掛かるべきでした。

(4)Writing
Jackの添削サービスでトレーニングを積みました。Independent TaskはJackのテンプレートに沿って語数を増やすことを意識して書けば、最高評価が得られるはずです。一方、Integrated Taskについては、Jackのテンプレートよりもアゴスのテンプレートの方が個人的には書き易かったです。つまらない文法ミスを無くせばで高スコアを安定的に出せるようになると思います。
GMAT
集中力と戦略が非常に重要な試験です。自分は3回目のGMATの直前に風邪を引いて寝込んでしまいましたが、お陰でたくさん睡眠時間を確保でき集中力を高められたことが成功に繋がったと思っています。また、CAT方式であるため、VerbalもMathも最初の10問は絶対に間違えないようにすることを心掛けました。特にVerbalについては、「時間切れになっても仕方無い」と割り切って、前半部分に大きく時間を割く作戦を取りました。各セクションの対策は以下の通りです。

(1)Verbal
RCについては、TOEFLのReading対策と同じこと以外は特に何もやっていません。CRはOfficial Guideの問題をこなして聞かれるポイントを把握することで正答率は大きく上がりました。SCについては、Y.E.S.に通いました。Y.E.S.で扱う問題は少し古いですが、吉井先生から教わった内容をベースにして、GMAT Prepを使って今の問題を解く訓練をすれば十分ではないかと思いました。また、Y.E.S.ではSCコースとは別に英文法のコースも取りましたが、このコースは受験時代に投資した中で最も費用対効果が優れていたと思うため、こちらも履修されることをお薦めします(エッセイをはじめ、英文を書く際に本当に役に立ちます)。

(2)Math
マスアカのテキストを一通り読み、後はひたすらGMAT Prepをやりました。「GMAT Prepは試験直前まで取っておく」という考えの人もいるかもしれませんが、本試験に直結している問題集はGMAT Prepのみであるため、私はGMAT Prepを何度も解きました。GMAT Prepの間違えた問題をストックして、試験直前にはそれらを復習するようにしました。満点をめざしましたが、結局本番は49の壁を越えることが出来ませんでした。

(3)AWA
Jackのテンプレートを使って練習をしました。そこまで重要視されるファクターではないと思うため、4.0以上を取れればそれで必要十分ではないかと思います。ほとんど時間を掛けなかったセクションです。
Essay
11月にGMATを終了させてから、コスト、相性などを考慮して、江戸義塾のEdにカウンセリングを依頼すること決めました。数多くの学校に出願するにあたり、Essay作成プロセスを合理的に進めるため、テーマや制限語数に基づいて全校分のEssayを完成させるまでのロードマップを練りました。その後、自分のこれまでのキャリア、今後のビジョンを見つめ直し、その過程でなぜMBAが必要なのかを説得的に論じることを心がけました。Edからのフィードバックに基づき、何度も推敲することによって、納得のいくEssayに仕上がったと思っています。また、毎日明け方までEssayを書き直す日々が続き、肉体的にも精神的にも追い詰められていた際、彼のコーチングによって救われたことが何度もありました。
Interview
エッセイを見てもらったEdにインタビューの回答内容についても有意義なフィードバックを沢山貰いました。また、江戸義塾のグループ・トレーニングを通じて出来た受験仲間と色々と情報交換することが出来ました(進学先は異なりますが、今でも連絡を取り合う仲です。)。後は一人で鏡の前に座って何度もブツブツと喋る練習をしました。暗記する必要はありませんが、何度も繰り返し練習することによって、回答のポイントが頭に入り、本番でのアドリブにも対応出来る基礎を固めることができませいた。UNCのインタビューについては、Chapel HillまでCampus Visitして受けたかったのですが、結局Skypeで受けることになりました。インタビューの開始早々に回線がダウンし、その後はこちらの映像が届かなくなる等のアクシデントに見舞われましたが、自分の思いを一生懸命伝えることに徹しました。また、アドミッションとのインタビューの場合、必ず一つジョークを交えて笑いを取ることを心掛けました(どの程度の意味があるかはわかりませんが、笑いを取ることでインタビュアーとの間にフレンドリーな雰囲気を作ることには成功しました。)。
最後に
受験中に何度か諦めそうになる瞬間が訪れるかもしれません(自分の場合、三回はそういう時がありました。)。そんな時は、「自分は何のためにこの受験をやっているのか」を常に再確認する良い機会だと思って楽観的になるように努める、ポジティブなスパイラルを作ることが大事だと思います。また、受験期間中、病気治療のために入院したり、婚約・結婚したりと人生の大きなイベントを同時に迎えました。そういう状況で心底感じたことは、当たり前のことかもしれませんが、自分のことを支えてくれる、家族、友人、同僚といった周りの人達との絆を何よりも大切にすることです(受験も大事ですが、心豊かな人生を送る上で最も大切な事だと思います。)。自分の思いを信じて頑張ってください。諦めずに努力すれば、必ず道は開かれます。
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S.G.
性別:男
年齢:32歳(2012年8月入学現在)
業界:メーカー(電機)
職歴:セールス & マーケティング
学歴:青山学院大学
Why MBA?
大学在学中からMBAにはいつかは行きたいと漠然と思っていましたが、就職してからは日常に流されるまま日々が過ぎていきました。仕事は国内営業、海外駐在、マーケティングと部署が変わるたびに新しい刺激を受ける一方、業界が頭打ちなこともあり、閉塞感も覚えていました。最近は、所属する部門が直面する困難な問題に対し自分の経験値だけでは解決できない場面が多いことに焦燥感を覚え、その問題が本当に根深かったため絶望的な気持ちでいた際、上司から社費でのMBA留学を打診され飛びつきました・・・というのが本当のWhy MBAです。エッセイにはもう少しカッコよく書きました。
Why UNC?
リーダーシップとゼネラルマネジメントに力を入れていることを理由に上げ、それが自分のキャリアにどう役に立つのかをエッセイとインタビューを通じて熱く語りました。他にも同じようなことを謳い文句にしている学校がありますが、なぜ同じようなことを謳っている他の学校ではなくUNCなのかと聞かれたら、在校生や国内にいる卒業生の方々の学校への良い関わり方を見て、それだけの価値がある学校なんだなと感じられたことと、同級生に会ってみたら良い奴ばかりだったということになります。
受験プロセス
2011年3月:社費での留学打診を受ける
2011年4月:社内選考通過
2011年5月:TOEFL受験開始
2011年6月:GMAT対策開始(YES)
2011年8月:GMAT受験開始
2011年9月:エッセイ執筆開始(RoundOne)
2011年10月:TOEFL受験終了(4回受験)
2012年1月:GMAT受験終了(5回受験)
2012年1月:9校出願
2012年2月:UNC含む4校キャンパスビジット/UNC電話面接
2012年3月:UNC含む3校合格
2012年6月:UNC進学決定
TOEFL
リーディング:
予備校では解き方のテクニックを教えてくれると聞きましたが、費用の関係で独学でやりました。文章の内容は結構難しいです。かなりの単語力を基礎にした読解力が必要。

リスニング:
毎日ポッドキャストでWall Street Journalなどを聞いてひたすら慣れることを心がけました。試験中はメモの取り方が大事ですが、メモに集中しすぎると肝心の内容を聞き逃すため、そのバランスが大事です。

スピーキング:
リンガエスプレッソというSkypeでTOEFL対策をしてくれるコースで1ヶ月ほど練習したらスコアが上がりました(22→26)。採点者がどういった観点で採点するかなど参考になりました。

ライティング:
テンプレートを覚えると効果的です。色々あるようですが、ネット上で評判だったJackに添削をしてもらいました。出来が悪くてJackと喧嘩ばかりしていて、あまりいい思い出はありません。他の人はそれでかなり結果を出しているため、テンプレート自体は有効なのだと思います。
GMAT
当初の予想通り大苦戦しました。満足行く結果を得ることができなかったため、もっと早く準備を始めるべきだったと思っていますが、一般的に短期決戦型の試験と言われているようです。

SC:
御徒町にあるYESに通いました。理路整然と教えてくれるので納得しやすいです。

RC:
TOEFLのリーディングをさらに難しくした感じです。圧倒的に時間が足りません。Manhattan GMATなどの参考書、問題集を使って独学しました。

CR:
GMAT特有のロジックがあるため、てこずる人もいるようですが、個人的には英文が理解できれば解けました。当たり前ですが英文が正しく理解できないと解けません。限られた時間の中で英文が正しく理解できないことがままありました。

Math:
元々数学が苦手なこともあり苦戦しました。マスアカで基礎を思い出してからManhattan GMAT, GMAT Prepで試験に慣れるように努めましたが、50点の壁を破れませんでした。

AWA:
Jackと喧嘩しながらテンプレートを覚えました。
Essay
RoundOneというカウンセリング会社のMr.Round (カナダ在住、MBAホルダー、昔インターフェイスでカウンセリングを担当していて独立) と週一回のSkypeでのミーティングをベースに執筆しました。アイディアを箇条書きにしたものをベースに話し合い、肉付けしたものを綺麗な英語に直してもらう。というサイクルを延々と繰り返しました。個人的には彼の人柄を含めとても満足していますが、最終的にGMATの勉強時間確保のため時間を金で買わざるを得なかったため、費用は結構かかりました。ただ出願全体の相談から、Essay、Interviewまで面倒見てくれるため、1年を通してのタイムマネジメントや、(受験仲間がいなかったので)自分がほかの受験生と比較してどれくらいの位置にいるかを把握できたのは助かりました(遅れているにしてもどれくらい遅れているか分かったほうが何も分からないよりは精神的にマシです)。
Interview
こちらに来てからも痛感しますが、内容以前にアメリカ的なコミュニケーションとはなんぞや、というのが少しわかっていたほうがいいと思います。そういう意味ではその道のプロ(カウンセラー)と練習するのが近道です。あとは地道に練習あるのみ。
最後に
先程も同級生と話していましたが、地獄のように辛かった1年間の仕事と受験勉強の両立ですがだんだん記憶が曖昧になってきており、人間とは忘れる生き物だなとつくづく思います。否が応でも時間は進んでいくので悔いの残らないように、できる限りを尽くして残りの受験勉強をがんばって下さい。UNC MBA Class of 2014はとてもアットホームな、信頼出来る人間の集まりになりそうです。これからの2年間、ここでどんなことが起こるのか楽しみで仕方ありません。これを読んで下さった方の一人でも多くの方が後に続いてくれることを期待しています。
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K.S.
性別:男
年齢:32歳(2012年8月入学現在)
業界:IT・通信
職歴:財務・ファイナンス
学歴:東京大学
Why MBA?
自分の会社が事業の多角化・グローバル化を進める中、自らがマネジメントを担える人材になるために必要なスキルと経験のベースを身につけたいというのが動機でした。特に以下の2点が自分にとって重要と考え、それらを効果的に高められる機会として、MBAを志しました。

①General Managementの知識とそれを使いこなす応用力
財務・ファイナンス分野を中心としたキャリアを積んできていたため、それ以外のGeneral Managementスキルを網羅的に学習し、自分のマネージャとしてのベースをよりバランスよく築きあげたいと考えました。

②多様性に富んだグローバルな環境でLeadershipを発揮できる力
国際投資プロジェクトにファイナンス面で携わった経験等から、業界や国に縛られない普遍性をともなったLeadershipを身につけたいと強く感じました。それは相応のインターパーソナルスキルや自信に裏打ちされたものであり、実践の中でしか身につかないものと考えましたが、自分にはその経験や実践機会が不足していました。
Why UNC?
いくつか理由がありましたが、私にとって以下の2点が大きなポイントでした。

①General Managementへの注力
General Managementを重視している学校であり、信頼できるコアカリキュラムを備えていることも含めて、自分のビジネススクールに対する期待に合致していました。それに加えて、アドミッションが再三強調していた、リーダーたりえるための「バランス」(Smart & Friendly、Hardworking & Collaborative、Ambitious & Principled、Technical Skill & Interpersonal Skill等々)の重要性に共感を覚えました。

②カルチャーへのフィット感
アドミッションや在校生・卒業生とのコンタクトを通じて、この学校の協調的なカルチャーを身に染みて感じることができました。また、たくさんの在校生・卒業生と話をしましたが、在校生・卒業生が語る学校の魅力が、アドミッションが発信している内容と一貫性があることに感心し、強いカルチャーや方向性が存在し、それらが浸透している学校なのだと感じました。
受験プロセス
2011年2月:社内選考に応募、TOEFL準備開始
2011年3月:社内選考に合格
2011年3月:TOEFL初受験
2011年7月:GMAT準備開始
2011年10月:GMAT初受験[出願スコア](以降継続受験もスコア更新ならず)
2011年10月:TOEFL受験(9回目)[出願スコア](以降継続受験もスコア更新ならず)
2011年11月:エッセイ着手
2012年1月:出願
2012年2月:面接(現地)
2012年3月:合格
TOEFL
海外経験がなく、受験で最も苦労したのは間違いなくTOEFLでした。計3つの予備校に通いました。AGOSはオーソドックスな内容を押さえるのに効果的でしたが、私の場合これだけでは目標点に達することができませんでした。PRESENCEでは、単語の定着とリスニング力の強化(反復練習)に徹底して取り組むことができました。E4TGは、TOEFLのスピーキングについて素晴らしいストラテジーを持った塾であり、Sの点数はここで伸ばすことができました。

TOEFLは、本当によく出来たテストであり、実力が上がらない限りスコアは上がりませんでした。単語やリスニングを来る日も来る日も根気よく続ける作業が不可欠です。私の感覚的には、TOEFL学習(特にLとS)は毎日筋トレを繰り返しながら新しいスポーツを習得する工程に近い気がしました。

Rはベースとしての読む量は必須ですが、最後のポイントはやはり手を抜かずにしっかり単語を覚えておくことでした。Lは毎日継続することが重要であり、継続するうちに徐々に耳や頭に英語のリズムや感覚が入り込んでくるように思います。Sは、発音はなかなか直せるものではありませんが、それでもストラテジーをしっかりしておけばある程度までの対応はできるようになります。少なくとも本番でSが始まるときに「イヤだなぁ」という感覚をもたない状態になってくるとスコアがだいぶ変わります。Wについては、内容は簡単でもよいので間違いを減らして字数をしっかりと増やすことを意識したところ、点数が伸びました。
GMAT
MathはマスアカとGMAT Prepを一通りやったのみでした。試験前にマスアカに出ている英単語等を復習しました。解答スピードには気をつけるようにしました。VerbalはAGOSの講座を2ヶ月とり、それ以降はAGOSのテキストとOG及びGMAT Prepにて独学にて取り組みました。AWAはAGOSのテンプレートを覚えて、通信添削を数回利用して練習しました。既にTOEFLのWで練習を積んでいた時期だったため、さほど多くの練習時間は必要ではありませんでした。

GMATについては、人によって感想が分かれるところですが、私にとってはTOEFLの勉強よりも取り組みやすかったです。何回か受験したものの、スコアはほとんどブレず、まぐれがあるテストではありませんでした。
Essay
個人カウンセラーのBryan氏と契約し、結果には満足しています。ストーリーを上手に引き出してくれることに加え、締切が集中する時期のレスポンスも早くて助かりました。在米のカウンセラーであるため、やりとりはメールとスカイプのみでしたが、移動時間のロスがない、時間の調整がしやすい(深夜のカウンセリングも仕事の都合上は丁度いい)という面で利点も大きかったです。スコアメイクが遅れたため、エッセイに本格的に着手したのは11月になってしまいましが、それでも1月までに予定した学校すべてに出願することができました。
Interview
エッセイカウンセラーのBryan氏に依頼しました(パッケージでのサービス)。スカイプにて数回のトレーニングを実施しました。カウンセラーからの提案で、想定問答をたくさん準備するアプローチではなく、自分にとって重要ないくつかのストーリーを持っておき、インタビューの流れに応じて、もしくは、自分でリードしながらストーリを語っていくという方法で練習をしました。
受験した学校の面接は、すべて対面(東京か現地)で実施しました。どの学校もアドミッションは話しやすい方が多く、概して事前に心配するほどは緊張せずに済みました。やはり本番が最大の練習になります。経験値が増えるほど上達していきます。
最後に
MBA受験では、動き始めること、とにかくがんばってみること、そして、そのがんばりを継続させることが必要です。特に、最後の「継続」がもっとも苦しく、かつ、大切なことでした。受験中も人生はどんどん動いているため、仕事でもプライベートでも色んなことが起きます。そのすべてを受け止めたうえで、がんばりを継続させることができれば、結果として、数ヶ月前には遠くにかすんでいたはずの高みに到達できるはずです。応援しています!
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Y.S.
性別:男
年齢:32歳(2012年8月入学現在)
業界:通信
職歴:SE→経営企画→営業企画
学歴:慶応義塾大学
Why MBA?
社費派遣でMBA留学に行った先輩を見て漠然と行きたいと思うようになったのがきっかけでした。様々な業務を経験してきた中で、様々な経営課題に対して多方面からアプローチするだけの知識や視野が必要だと考え、また、劇的な変化を見せる市場動向に対して迅速に新たなビジネスを生み出していくことができる能力を身につけたいと考え、そして、人間としての幅を更に広げていきたいと考え、MBA留学を決意しました。
Why UNC?
1.体系的にしっかりと学ぶことができるカリキュラム構成であること
→ケーススタディに偏るでもなく、講義に偏るでもなく、特定の分野(ファイナンスやアントレ等)に偏るでもなく、幅広い分野について様々な手法で(実践的なカリキュラムを含めて)体系的に学ぶことができることがUNCのカリキュラムの魅力であると思いました。

2.Sustainabilityのカリキュラムに力を入れていること
→震災で通信設備に大きな被害が生じ、通信会社の「つなぐ」という使命に対する意識が強くなるに伴い、自分の中でSustainableなビジネスについての興味が高まったため、Sustainabilityに力を入れているというユニークさは魅力的でした。

3.卒業生をはじめとして非常にフレンドリーで協力的な雰囲気が伝わってきたこと
→もちろん一部の卒業生や在校生にしかコンタクトをとってはいませんが、その方たち自身もフレンドリーかつ協力的でしたし、その方たちから聞く学校の雰囲気も非常に魅力的でした。

4.安定的にTOP20のポジションを維持していること
→ランキングだけがプログラムのよさを示しているわけではありませんが、高いランキングをキープしているプログラムにはそれだけモチベーションが高く優秀な学生が集まるのではないかと考え、一つの基準としました。
受験プロセス
TOEFL・GMATともに点数が伸びず、Essay作成との三重苦の期間ができてしまったため、非常に苦しい期間を過ごしました。詳細は後述するとして、全体のプロセスは以下の通りです。

2010年7月  社内選考に応募
2010年12月  社内選考合格
2011年2月 TOEFL1回目(81点)
2011年3月 震災によりMBA受験関連の活動が一時的にストップ
2011年4月 受験準備再開
2011年8月 GMAT1回目(570点)
同月 Resume完成(以後微妙にブラッシュアップ)
2011年11月 Essay着手
同月 TOEFL13回目(101点)
2012年1月 7校出願(UNCはこの時点ではまだ出願せず)
2012年2月 GMAT5回目(660点)
同月 キャンパスビジット(UNCはビジットせず)
2012年3月 UNCを含む2校出願
同月 UNCインタビュー(電話)
2012年4月 UNC合格

受験期間は東北地方に勤務しており、多くのMBA受験生がやるように東京の予備校を活用することができませんでした。正直なところ受験ノウハウを持っている予備校に通うことが最短距離かとは思いますが、色々な事情で通えない方もいると思います。そういった方の参考になればと思います。
TOEFL
2月~12月の間で合計14回受験し、101点(R:26 L:26 S:22 W:27)で受験を終了しました。ちなみに各セクションの最高点は(R:29 L:26 S:23 W:28)でした。

【Reading】
特にReadingに特化した対策はしていませんが、『TOEFLテスト英単語3800(旺文社)』のRank3まで必死に覚えることを実践しました。単語力が上がると読むスピードも早くなる(=単語の意味を推測する必要がなくなる)ため、時間に余裕を持って取り組むことができるようになります。

【Listening】
得点が安定しない苦手分野のひとつであり、Listening力の向上には非常に時間がかかりました(今も十分ではなく、授業の内容が聞き取れなくて困ることもありますが・・・)。日々どれだけ集中して英語を聞く時間を増やすことができるかどうかがカギだと思います(「聞き流し」は英語の音に慣れるだけで、さほど効果が感じられませんでした)。『TOEFLテスト基本ボキャブラリー2000語(角川SSC)』&『TOEFLテスト続基本ボキャブラリー2000語(角川SSC)』をひたすら集中して聞く、そして、シャドーイングの繰り返し、飽きたら適当な演習問題をやってみる、といった感じで勉強しました。

【Speaking】
もう一つの苦手分野で最後まで点数が伸びませんでしたが、Listening力の向上とともに次第に得点は安定してきました。日本人で使っている人はあまり見たことがありませんが、NoteFull(https://www.notefull.com/)で戦略的なメモの取り方とテンプレートを習得しました。コストパフォーマンスは非常によいです。

【Writing】
Speaking同様、NoteFull(https://www.notefull.com/)で文章構成力とテンプレートを習得しました。IntegratedはListeningの内容を漏らさず書くこと、Independentは内容は陳腐でもよいので自分の意見とそれをサポートする具体例を述べ、文法の致命的な誤りがないようにできる限り長く書くということを実践した結果、各セクションで”good”がとれるようになりました。
GMAT
最後の最後に滑りこみでそれなりの点数が出ましたが、ひどく苦労した試験でした。合計5回受験し、660(Q:49 V:31 AWA:5.0)で受験を終了しました。一つだけ言えることは「最後まで諦めない」ということです。5回の受験チャンスがあるのですから。

【Quantitative】
OG、Prep、マスアカ、Manhattan GMAT模試を活用して独学でやりました。OGとPrepは簡単すぎるため、これらで良い点数が出ても安心しないようにしましょう。自分は49点を超えることができませんでしたが、数学が得意な人は50点、51点を狙うべきです。一方、自分のようにさほど数学が得意でもない人は、49点が取れれば、あとはVを1点でもあげる努力をした方が投資対効果としてはよいのではないかと思います。

【Verbal】
AGOSの通信教育で一通り勉強した後、OG、Prep、Manhattan GMAT教材・模試で勉強しました。「英語の試験」なので英語力に左右されると思いますが、それでもSCの頻出テーマや、CRの問題分類など頭に入れておくべきことはしっかりと身に付けるべきだと思います。

【AWA】
AGOSの通信教育で一通り勉強し、テンプレートを習得しました。
Essay
Why MBA、Why Meといった部分でユニークさを出せるよう、色々なネタ出しをしっかりした上でそれらをEssayに散りばめました(震災の対応で被災地へ何度も足を運んだ話や、50代の部下を持った時の苦労話など、Uniquenessを出せる部分は各校のEssayに幅広く書けるとともに、Interviewの時のネタとしても非常に有効でした)。
作成にあたっては、MANABI.st(http://manabi.st/)というサービスを利用しました。Lisa Sacerdoteさんというカウンセラーに見てもらいましたが、非常に具体的なアドバイスをくれるためすごく有益でした。コストパフォーマンスが他校のカウンセラリングサービスと比較して非常に良かったと思います。対面かどうかといった違いもあるので一概にどちらが得とか損とかそういう比較はできないと思いますが。
Interview
日常で英語を使う機会がなかったため、Rarejob(http://www.rarejob.com/)を活用して英語でコミュニケーションを取ることに慣れるとともに、AGOSで2回mock interviewを受けました。Why MBAやWhy this schoolなど、Essayを書く時点で広く深く考えているため、interviewに特化した準備は特に必要ないと思いますが、可能であれば対面でのinterviewがいいと思います。電話インタビューは想定問答を並べて受けられるというメリットもあるのですが、聞き取りに苦労すると思うため、できれば避けたほうがよいと思います。とはいえUNCのinterviewは電話で受けたためなんとも言えないところではあるのですが。。。
最後に
MBAでの勉強は一生に一度しかできない経験です。自分が「ここがいい!」と思ったプログラムで学べるよう、最後まであきらめずにがんばってください!(数少ないfinal round合格組ですので、Deadline 4での出願を考えている方がいればいつでも連絡ください!)
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K.T.
性別:男
年齢:31歳(2012年8月入学現在)
業界:メーカー(電機)
職歴:エンジニア
学歴:東京大学
Why MBA?
「技術の力で社会に大きなインパクトを与え、世界をよりよくしたい」という思いがずっとありました。しかし、エンジニアとしてこれまで働いてきて、アイデアを具体的な事業にしたくとも、自分のエンジニアリングの知識・経験だけでは力不足だと感じました。社会のニーズを探る力、組織をマネジメント・牽引する力、会計・財務の知識など、足りないスキルばかりでした。特に中国やインドへの事業展開が加速している中、多様性への理解、そして、それを強みに変える柔軟性は、今後の自分のキャリアを形成する上で必須と感じました。

社内でこれまでの仕事を今後続けていった場合、そうしたスキルを総合的に学ぶ機会が圧倒的に足りないと感じ、アメリカでのMBA取得を志し、社費留学に応募しました。
Why UNC?
・Sustainable Enterprise Concentration:
社会のSustainabilityをどのように実現していくかに興味があり、MBA取得後は、そういった分野に関わりたいと考えており、Sustainable Enterprise Concentrationがある点が魅力的でした。ただ、Concentrationが始まるのは2年目からなので、実際にどんなプログラムかまだ体験していません。

・住環境
直接MBAとは関係ないですが、学校選択の際に大きなポイントだったのは、Chapel Hillの暮らしやすさです。日本と同じく四季があり、暑さ寒さも日本と大きく変わりません。妻子を連れて行く上で、家族の負担を小さくしたいという気持ちがあり、なるべく気候が厳しくない場所を選びました。
実際にChapel Hillに住んでみると、とても穏やかな場所で、緑も多く、街も清潔です。またInternationalな学生に非常に親切な人が多く、UNCの学生と分かるとGreat!といって歓迎してもらえます。
受験プロセス
2010年12月:社費での留学を決意/TOEFL準備開始
2011年9月:GMAT準備開始
2011年11月:TOEFL終了
2011年12月:エッセイ着手
2012年1月:出願
2012年1月:GMAT終了
2012年2月:面接
2012年3月:合格
2012年4月:UNC進学決定
TOEFL
純ドメスティックであったのため苦労しました。また、地方在住であったため、塾などには通わず、社内の研修に参加した程度です。基本的には、「TOEFL英単語3800 (TOEFL iBT大戦略シリーズ)」でボキャブラリーを増やし、OGとCambridge TOEFL preparation、Barronのライティングをやりました。毎晩毎晩、仕事が終わってから眠ってしまうまでひたすら問題をやり続けるのは、非常につらかったです。その分、最終的に100点を超えた時は本当に嬉しかったです。

一番苦労したのはスピーキングでした。どこかの問題で必ず詰まっていました。自分一人でやるには少し無理があるのかもしれません。(Chapel Hillに来てからも、毎日苦労しています。)
逆に一番伸びたのはライティングでした。初めはボキャブラリーを増やした上でBarronの問題集をこなすだけで十分だと思っていましたが、それだけでは23~25止まりでした。それに加えて、文法ミスをしないように心がけ始めたことによって、一気に点数が伸びました。
GMAT
Mathについては、元々理系であったため、苦労しませんでした。英単語で数学用語(確率や幾何の用語)を覚えたぐらいです。

Mathで楽した分、Verbalには苦労しました。点数が上がらないうちにOGの問題は全てやり切ってしまい、内容も覚えてしまったため、その後はGMAT PrepとKaplanのVerbal Workbookをやりました。Kaplanには、OGに記載されていない文法ルールについても記載があり、これには非常に助けられました。

AWAは手をつける余裕がなかったため、OGに記載されているGrade5のフォーマットを試験直前に麹町の喫茶店で覚えただけです。テスト本番では暗記した内容を、本番の文章に沿ってパーツを差し替えていました。
Essay
12月というギリギリの時期になってから自分一人では限界があると気付き、急遽インターネットで検索して出てきたカウンセリングサービスのいくつかに「今からどうにかならないか」とメールを出し、一番最初に返信があったIvy League Consultingを利用しました。
幸い、これは私にとってよい選択でした。一つはSkypeで面談して内容を詰めていくことができたこと。地方在住だった私にとっては、東京に行くための時間とお金を削減できました。そして、もう一つはレスポンスの早さ。毎日メールをしても、即返事が返ってきます。一日に何度もメールしたこともありましたが、しっかり返信がありました。
クオリティについては、他と比較することができないため分かりませんが、UNCに合格できた以上、私としては満足です。

内容については、正月休みを使って、じっくり煮詰めました。エッセイ作成の過程で、自分のキャリアを見つめ直し、今の自分ができること、できないことを整理し、何がしたいか、どういった人間になりたいかについて時間を費やして考えることができました。普段、自分自身を見つめ直す機会が少ないため、自分の人生の中で大きな意味がある時間だったと思います。
Interview
電話でのインタビューは自信が無かったため、直接会ってインタビューをしました。ただし、日本でのインタビューが無かったため、台湾まで行って卒業生の方と面接をしました。本当はChapel Hillまで行きたかったのですが、仕事の都合上、スケジュールを空けることができませんでした。
TOEFLでもスピーキングは苦手だったため、インタビューの練習には多くの時間を使いました。聞かれるであろうことについて、答えを予めまとめて、電車の中でブツブツとつぶやくことをひたすら続けました。後は鏡を見ながら何度もリハーサルをしました。
それでも、実際の面接では、予め用意した回答は半分以上飛んでしまい、その代り、自分が今後何をしたいか、熱っぽく語っていました。今思えば、気持ちがこもった言葉の方が印象に残り、相手にも伝わると思うため、結果的にはよかったと思います。
ただし、たくさん練習していなければ、そういったアドリブも利かないと思うため、やはり練習は必須だと思います。
最後に
この体験記を東京以外の地方都市で読まれている方もいるかと思います。地方から受験をした自分が合格してから分かったことが、地方は圧倒的に情報が少ないということです。東京にある有名な塾や、MBA説明会などに、足繁く通うことができなかったため、情報量が圧倒的に足りませんでした。また、周りにMBA受験仲間もいなかったため、モチベーションを維持するのも辛かったです。
今振り返って、もし当時の自分にアドバイスするとすれば、「MBA在校生にもっと連絡を取るべき」ということです。MBA受験プロセスを考えると、MBA在校生の経験は、合格を勝ち取った一番のモデルケースです。ウジウジ考える暇があるなら、一刻も早く連絡を取るべきでした。
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S.T.
性別:男
年齢:31歳(2012年8月入学現在)
業界:電気電子
職歴:エンジニア(5年)、経営企画(1年)
学歴:北海道大学
Why MBA?
現在所属している会社が、私の祖父が創業したファミリービジネスであり、大学卒業後に即入社しました。電子部品やモジュールを開発、製造、販売している会社であり、顧客が世界中に点在する流れがますます加速する中で、顧客のニーズを絶えずキャッチし続け、応え続けるためには海外経験が絶対に必要だと考えるようになりました。また、ファミリービジネスであることから、将来自分が経営する可能性を考えたとき、経営に必要なスキルが圧倒的に不足していることが明白であり、まとまった期間で、集中的に経営に必要なスキルの習得ができるMBAプログラムが自分に適していると考えました。
Why USA?
MBAを考え始めたとき、地域の選択も重要な課題でした。最大のマーケットはアジアに存在するため、アジアのMBAプログラムも選択肢にありました。確かに、市場規模そのものはアジアのほうが大きいのですが、多くの顧客にとって少なくとも現時点ではアジアはアウトソーシング先という位置づけであり、やはりビジネスを拡大していくためには、アメリカ、ヨーロッパ等の本社機能が集中している地域で、いかに自社のプレゼンスを高めることができるかということがポイントであると考えました。また、ヨーロッパ市場に比べ、北米市場において、自社のプレゼンスがあまり高くないことが長年の課題となっており、この課題に取り組みたいと考えるようになりました。アメリカでのビジネスに卒業後取り組むのであれば、アメリカの学校で勉強するのがベストであると考え、地域をアメリカに絞りました。
Why UNC?
以下の理由からUNCを選択しました。
①ファミリービジネスに関するコースが存在する
今後の自社をいかに成長させるかを考えたとき、ファミリービジネスに関連したクラス等があるかどうかは、重要な項目でした。UNCには、Family Enterprise Center という、研究機関があり、セミナー等や学校の授業など、さまざまな機会の提供がなされていることから、フィット感を感じました。

②クラス規模
大規模クラスには大規模クラスの良さ、小規模クラスには小規模クラスの良さがそれぞれあると思うため、完全に好みの問題ですが、小規模クラスの方が、学習効率が高いと考えました。

③日本人コミュニティー
学習や生活等で、困ったことが当然起きると予想されたので、ある程度の規模の日本人コミュニティーが存在していることは、大きな魅力でした。
受験プロセス
2010年12月: TOEFL準備開始
2011年8月:TOEFL受験一旦終了
2011年9月:GMAT準備開始
2011年11月:エッセイ着手
2011年12月:GMAT3回目受験[出願スコア]
2012年1月:出願
2012年2月:面接(現地)
2012年3月:合格
TOEFL
AGOSにて、TOEFL対策講座をとりました。Rは、初回受験から最後まで特に点数のブ  レがなく、単語をやった程度です。海外経験のない私にとって、LとSは非常に苦労しました。Lは、毎日シャドーイングをやることに加え、PODCAST等英語のニュースを聞いて、音に慣れることを心がけました。Sは、オンライン英会話等を利用しながら、たまにAGOSの個人指導を利用してアドバイスを受けながら学習を進めました。結局、LとSの最高得点がそろわず、LがよいとSがだめ、SがよいとLがだめ、という悪循環が最後まで続きました。Wは、テンプレートを利用しながら、最初は、ある程度の字数を書けるように練習しましたが、得点が伸び悩んだため、徹底的にタイピングミスを減らすことを心がけるようにした結果、一気に点数が伸びました。
GMAT
AGOSで講座を取った後、YESにてSCの対策をしました。学習時間の配分としては、SC7、CR2、RC1です。使った教材は、OGとPrepで、毎日決まった時間SC、CR、RCのノルマを決め学習をしました。特にPrepは、1週間に2回、Verbalだけ問題を解き、試験感覚が鈍らないように心がけました。Qに関しては、一度OGの問題を解き、レベルを確認した後は、Verbalに時間を割きたかったので、特に何もしませんでした。
個人的には、受験回数を重ねると点数が伸びる試験だと思います。実際、私も受験するたびに点数が伸びました。早めに着手することをお勧めします。
Essay
スコアメイクが遅くなったため、大変でした。AGOSの出願パックを申し込み、まず日本人カウンセラーと打ち合わせをしてネタ出しを行い、ネイティブカウンセラーとエッセイの作成作業に取り掛かりました。11月は、GMATの対策に力を入れたため、実質的には12月の間に全てのエッセイを書きました。もっと早くに着手すべきだったと思います。
Interview
仕事のスケジュールを調整して、受験校は全てビジットしてインタビューを受けました。仕事のピークがインタビューの直前まで続いたため、事前にインタビュー練習のための時間をあまり取れなかったため、AGOSで数回練習しました。その他は特に何もしませんでした。
最後に
決して満足のいくテストスコアではなかったのですが、他の部分(インタビュー、エッセイ等)で挽回できます。エッセイや、スコアメイク等の作業の負荷が極めて大きいのは事実ですが、学校の情報を如何に集めるか、自分に合った学校をいかに選ぶかということも、私にとって負荷の大きい課題でした。「自分は将来どうしたいのか」を常に考え続け、「在校生やインターネットで得た情報」とどの程度マッチするかを考え続けました。合格までは、非常に長い道のりですが、健康に気をつけてがんばっていただきたいと思います。
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H.N.
性別:男
年齢:30歳(2012年8月入学現在)
業界:金融
職歴:商品組成、トレーダー
学歴:東京大学
Why MBA?
もともと上司や同僚にMBA取得者が何人かいた関係から、以前から漠然とした興味は持っていました。入社以来、5年間専門的な仕事に従事してきましたが、(1)ゼネラリストとしての総合的なスキルアップ、(2)グローバルな視野と語学力の獲得のためMBAを取得したいと強く思うようになりました。
Why UNC?
大きく分けて以下の4つです。
 (1)ジェネラルマネジメントをバランスよく学べるカリキュラム
 (2)Leadership Initiativeに代表される実践的なLeadership養成プログラム
 (3)小規模でチームワークを重視する校風
 (4)治安が良く、温暖な気候
このうち(1),(2)はwhy MBA?に書いたゼネラリストとしてのスキルアップ、(3)はグローバルな視野の獲得に関連しています。英語の出来ない妻の事も考え(4)も重視しました。
なお、私のバックグラウンドは金融ですが、ファイナンスに強い学校かどうかという観点からは判断しませんでした。個人的な考えですが、授業よりも仕事での経験の方が実務的な知識は身に付きますし、勉強になると思います。
受験プロセス
2011年1月:社費派遣制度に応募
2011年4月:社費派遣候補者に選出される、TOEFL準備開始
2011年5月:TOEFL初受験
2011年6月:GMAT準備開始
2011年9月:Essay準備開始
2011年10月:GMAT終了
2011年1月:出願
2012年2月:面接、TOEFL100点突破
2012年3月:合格
2012年5月:UNC進学決定
TOEFL
純ドメの私はTOEFLに非常に苦しめられ、合計20回以上受験しました。なかなか各セクションのスコアが揃わず苦労しました。二月中旬まで最高点は95点でしたが何とか101点を獲得することができました。

Reading:
Web TOEFLを利用しました。単語を覚えた後は28点以上が安定して出るようになりました。

Listening:
Readingと同じくWeb TOEFLを利用しました。最後まで点数が安定しないセクションでした。最初は全く聞き取れませんでしたが、シャドウイングを毎日繰り返しやる事で少しずつ、少しずつ聞き取れるようになっていきました。シャドウイングの教材にはOG、Delta、Pod cast(A Moment of Science等)を使いました。

Speaking:
AGOSを利用しました。Listeningに時間を取られ、あまり時間を割く事ができませんでした。

Writing:
IndependentはAGOSを受講しました。簡単な内容でも構わないのでword数を大目に書くと点数が高く出た印象があります。IntegratedはWeb TOEFLの授業が役立ちました。Listeningで聞き取った事を多めに書くようにすると点数が伸びました。
GMAT
比較的短期間で目標スコアを出すことができました。目標スコアを出すために各セクションでどの程度のスコアを取る必要があるのか、どの程度のスコアなら現実的に取れそうかイメージをすることが大事かと思います。

Math:
理系だったため、あまり苦労しませんでした。単語を一通り覚えたあと、OGを解きました。本番では60分で解いて残りの15分はVerbalに備えて寝ていました。

Verbal:
AGOSを利用。SCのみに注力する方もいらっしゃいますが、私はSC,CR,RCでまんべんなく点数を取る事を目指しました。
Essay/Interview
Reveというカウンセラーのお世話になりました。(選んだ理由は、日本人カウンセラーとキャリアゴールやwhy MBA?について固めた後、ネイティブとエッセイを書きいと考えていたところ、Raveはこのニーズを満たしてくれたからです。)
最後に
どれだけ早くMBA受験のスタートを切るかが、非常に大事だと思います。2011年4月に私が会社の留学候補生に選ばれた時点では、MBA受験に対する知識が殆どなく、以降、かなり苦労しました。この文章を読んでいらっしゃる方で、MBA受験を迷われている方(特に純ドメの方)はまずはTOEFLを一度受けてみる事をおすすめします。

MBA受験は非常にストレスフルなプロセスです。仕事をしながらのMBA受験は本当に大変であり、周囲にも大変さをなかなか分かってもらえない辛さがあります。また、日本の大学受験等と比べると合否基準が不明確に感じられる事もストレスを増大させる一因です。ですが、MBA受験自体も、自分が成長するきっかけになると思います。勉強やエッセイを投げ出したくなる時もあると思いますが、時には息抜きしつつ頑張ってください。
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S.N.
性別:男
年齢:33歳(2012年8月入学現在)
業界:製造業(営業)
職歴:営業/事業支援
学歴:関西学院大学
Why MBA?
胆力と判断力のある経営者になりたいという願望を常に持ってきました。入社後の仕事も面白く、頑張れば新たなチャンスを与えてもらい、海外営業・中国駐在を通じて様々な分野の製品の拡販や事務所管理業務など幅広い経験を積ませて頂きました。

一方で「会社の看板を外されても同じ仕事が出来るのか?」と、裸の自分の価値を考えると少し寂しい気持ちを覚え、この先に見えてくるローテーションの中に目指す自分が体現できそうになく、逆に大企業の論理が肌に合うようになってきている自分がいた事に驚きました。

成長著しい中国で相手にする大小様々な経営者は、些か不用意とも思える事もありますが、果敢にリスクをとり、そしてリスクを操り、勝負に出ています。かなりの借金を背負って起業しに来ている日本人にも会いました。

そして製造業の営業の視点から、技術先行で逃げ切れず市場を失うのを目の当たりにし、もっと機敏な戦略の必要性を痛感し、戦略を提案する能力が欲しいと思うに至りました。社内キャリア2年と天秤にかけて、対外的な説得力も勘案しMBAは十分に価値があると判断しました。
Why UNC?
そんな事よりも「有名校のMBAが欲しい!」が本音でした。真面目にWhy UNCを考えたのは合格がある程度出揃ってからです。

受験当時のVisitでは文化や学生の性格の違いを体感しただけでしたが、実際にサマースクールに来てから学校や教授によってカリキュラムが全然違う事を漸く理解できたと思います。VISIT時の印象から直感で決めましたが、「結果的にRight Decisionをしたな」と今になって確信しています。

UNCは学生Ambassadorが連絡をくれemailで質疑応答をしてくれました。VISITではそのAmbassadorの方と日本人1名にお会いできました。そのお二人と面接官のMatureな印象、そしてVISITの日を伝えた時点で面接枠が埋まっていたにも関わらず時間を増設してくれたアドミッション・オフィスの対応など、校風を現していたと思います。

LeadershipやSustainabilityという言葉に惹かれたのも一要因です。ただ、それが何かはまだ説明ができません。教授に手紙を書こうと思い研究内容などを調べたりもしました。大学院の進学先を選ぶには本来こういう事をするのかなとも思いましたが、浅はかに調べて分かるほど簡単な事を研究している教授はいない事だけが分かりました。

最終的にはUNCはしっかり勉強させるという点を考慮しました。きっと学生時代は後悔して、後々良かったと思えるだろうと。ASWに参加し、「勉強しなきゃいけないんだ」と早速後悔していますが、本当にいい学校だと思います。
受験プロセス
中国駐在中はGoogleやBlogが見れずネット調査もママならないため、情報に飢えた感じがありましたが、振り返れば無駄なネットサーフィンによる時間浪費をしないで済んだのかなと思います。予備校を選択したら後はやるだけです。似たようなコメントを読んで確信を深める作業は不要の長物であり、生の人間とのコンタクトに時間を使った方が良いと思います。

2010年8月:MBA留学を決意し経験者へのヒアリングを開始
2010年10月:TOEFLチラ見を開始。
2010年11月:TOEFL初受験で85点。Not Badと思い、その後苦戦
2011年4月:社費留学の承認を頂く
2011年6月:TOEFLのスコアメイクがままならず、GMATの準備を開始
2011年8月:GMAT初受験で570点、受験ポートフォリオを広げ Essay着手。
2011年11月:1校出願、その後ダメ出しを頂きエッセー書き直しを繰り返す。
2012年1月:正月明け4回目で640点。お祈りをして4校出願
       1月末から10日の日程で9校VISIT、5校面接
2012年2月:Visit中に4校追加出願、その後スカイプ面接2校、辞退2校
      2月末にGMAT最終回を受け650点。差し替えを要請。
2012年3月:全校の結果が出揃う
2012年4月:進学先をUNCに決定しASW-Iから行きたいと懇願開始。
TOEFL/GMAT
点数が悪いので後悔したポイントを中心に纏めます。

ついついTOEFLを先に仕上げようと思って失敗した気がします。GMATに慣れ親しみ、GMATの筋トレを日課にしてからTOEFL対策を進める方が私にとっては正解だったと思います。

おススメのテキストは、単語3800、TOEFLはLongman、GMAT RCはマンハッタン、その他は好みの問題です。

単語力が重要です。TOEFL3800は素晴らしいです。3800をやるべきだと頭では分かっていましたが、単語の勉強に馴染めずダメでした。最後には出合った単語を書き落とし、地道に自分の単語帳を作ってみた結果、薄い3800ができました。

読解力とスピードが重要です。
iPadで英字新聞を読んでいる自分に酔ったりしました。皆さんも他の事に興味がわかない程に受験に一生懸命だと思いますが、読む気になる英文雑誌を見つけて読むと良いと思います。TOEFLのReadingテストは問題に読むべきところが書いてあるため、宝探し的なゲームと分かってから少し点数が改善したものの、やはり単語力不足で22点とかよく取りました。

TOEFLではListeningが命です。
入学後もListeningは一番大切な気がします。Science Americanが早口で良いです。もっと早口の教授もいたので役に立ったと思います。有名校の授業やJack Welchのお話をPODCASTなどで聞いて賢くなった気分になっている時間は無駄だった気もしますが、気分転換も何か英語で続けると良いかと思います。

Speakingは個人差があると思います。質問パターンを覚えただけで特に練習しませんでした。自分の手応えと点数が反比例していたような気がします。

Writingは、テンプレートと書く量が重要と思います。TOEFLは論旨に沿ったFor Exampleを思いつくかどうかの勝負でした。GMATのAWAはテンプレートを決めて分量を多く書く事によって、スコアは4.5~5.0で安定しました。

GMATはAGOSのビデオ講座にお世話になりました。Vは練習不足でした。Qも48-49点から50点にする為に間違う問題を洗い出し何度か練習しました。
Essay
Essayが最も大事です。TESTはバッターボックスに立てるかどうか、そして高得点の人には打ちやすいストレートが飛んでくるのだと思います。ただ、150kmのフォークが打てるなら点数が低くても構わない。面白い自分を表現して下さい。みんな面白い筈です。

私は親身にアドバイスを頂けるMBAの先輩二人にダメ出しをして頂いたのが最も効果的でした。カウンセラーは私の事を知らないので、私が出したもので調理します。更にいいネタを引き出す努力が重要です。綺麗な英語に直して貰えると、HBSも合格できるかもと幻想を抱きますが、Admissionはネタの本質を見ていると思います。
Interview
カウンセラーの訓練を一度受け練習を薦められましたが、これは商売だと思った為、それ以上は利用せずに道場破り的に現地に来て面接を受けてしまいました。前日に在校生にお会いして、翌日面接を受けたら次の戦場へ。「違いが分からないから来た」と堂々と言ってみたり、したい事を伝えて「この学校で、できるでしょうか?」と逆に質問したりもしました。ただ、冷や汗ものでした。9校のビジット、5校の面接を終えた時、Why Schoolをもっと準備すべきだったと後悔する一方、分かるべき違いは来ないと分からない事だったとも思いました。時間が許せば気になる学校は是非ビジットをして下さい。費用は入学してからの車や家具で節約できる範囲です。
最後に
後悔のない受験にして欲しいと思います。受験中も試験やエッセーだけではなく、LIFEと言える何か(趣味・活動)をして、入学後も「私はこんな事にPassionがあります」と言えるよう自分の軸を大切にできると最高です(自分の反省を込めています)。時間については、やらなくても良い仕事を思い切って止めたり、他の人に任せる勇気を持つ事によって、確保できます。そして、応援してくださる周りの皆様に感謝しつつ、頼る所は頼って、思い切り頑張って欲しいと思います。Good Luck!
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R.N.
性別:男
年齢:33歳(2012年8月入学現在)
業界:メーカー
職歴:エンジニア
学歴:京都大学
はじめに
ASW(UNCのサマースクール)に参加して2週間が経った時点でこの体験記を書いています。私にとって、MBA受験は本当に辛いプロセスでした。一方、MBAプログラムは受験(+業務)と同等以上に高負荷ですが、受験と違ってPositiveな高負荷です。UNCのMBAでの2年間は大変刺激的で有意義な2年間となりそうです。
Why MBA?
自社の問題:
急激なグローバル化と品質維持、高品質かつ低価格な製品ニーズへの対応、環境技術への迅速対応、等の新たな問題に対し、迅速かつ全体最適な意思決定力が不十分であると感じていました。

自分の問題:
品質管理部門に6年間勤務して、品質管理業務についての大枠・実務は理解しました。しかし、マネジメントとして将来事業を通じた社会貢献に必要な戦略を実現するためのスキルを社内ローテーションで磨いていくには時間が掛かり過ぎると感じていました。また、会社経営の全体像が見えていないことから、部分最適で突っ走り気味でした。

以上の問題意識から、「自分の目指す姿・自社のあるべき姿」と「現状」に、大きなギャップを認識していました。
このギャップを埋めるためには、MBA留学が最良・最速の手段と判断しました。MBAを通じて得たスキルによって、新たなスタンダート策定により品質と収益力を両立させ、全体最適解による自社の持続的成長をリードし、モノづくりを通じて社会に貢献していければと考えています。
Why UNC?
一番の決め手は「人」でした。UNCの先輩方の熱さと温かさのベストバランスに強烈なフィットを感じました。ASWに参加して2週間、他国の学生・教授陣を含め、そのフィット感に間違いはなかったと確信しています。
その他のWhy UNC? については、以下の通りです。

1)バランスのよいカリキュラム
ゼネラルマネジメント視点獲得。不確定要素が残る状況での意思決定をするためのゼネラルマネジメントの視点を獲得するにあたって、カリキュラムのバランスが非常に良いこと。

2)Sustainable Enterprise
自社の目指す方向、自分の考えとも合致する、世界最高レベルでのSustainable Enterpriseを探求することが可能であること。

3)学んだ内容を現地で深堀/応用できる立地
Research Triangle(シリコンバレーに次ぎハイテク産業が集まる地域)に立地していることもあり、学んだ内容を実際のプロジェクトで深堀/応用/発展させることが可能であること。こういった立地のMBA校は意外と少ないようです。

4)比較的少人数でチームワーク重視
自分が埋没せず、同級生全員との濃いチームワーク/ネットワーク構築することが可能であること。

5)Leadership教育
Science(ハードスキル)とHeart(ソフトスキル)を同時に学ぶことによる、バランスの取れたリーダーシップの獲得が可能であること。実際、(他のTOP校と比較しても)UNC MBA卒業生のLeadershipはかなり強力だと思いました。
受験プロセス
2010年9月:社費MBA派遣条件を満たしていることが判明・応募
2010年12月:社費MBA派遣に選出される
2011年1月:TOEFL準備開始
2011年2月:TOEFL初受験 道のりの長さを思い知る・・・
2011年3月:AGOS講座終了 2011年5月:GMAT準備開始
2011年7月:職場のピークと受験苦が重なり、体調悪化
2011年8月:YES通学開始(遅い)
2011年9月:TOEFL100越え(その後、延々と受け続ける)
2011年10月:GMAT初受験(遅過ぎる) 青ざめる・・・(受け続ける)
2011年10月:Essay、推薦状着手(遅い)
2011年1月:出願
2012年2月:面接(Skype)
2012年3月:合格
2012年5月:UNC進学決定
TOEFL
純ドメの私は、Reading、Writingは最初からそこそこ点数が取れましたが、Listening、Speakingは最後まで苦しみました。

Reading:
OG, Barron’s + YESの土曜文法でR29-30が安定して出るようになりました。TOEFL用単語は3800のRank3まで全部覚えることで何とかなりました。(単語暗記は苦手ですが、Rank4も動詞くらいは覚えました) YESの土曜文法も大変効果的であり、講座終了後は英文の読み方が変わったと思います。高得点が安定して出るようなら、早くGMATの準備へ移行すべきだと思われます。GMAT RCはTOEFL Readingより数段難しいため。

Listening:
最後まで苦労しました。今も苦労しています。OG, Delta, Barron's等の参考書、速聴、Podcast等をやりましたが、結果はイマイチでした。GMATに重点を置いた秋以降はますます伸びませんでした。GMAT前までに目処を付ける必要があると思います。TOEFL Listeningは、アメリカでの授業に近い雰囲気があり、努力した分、合格後のプログラム本番でも報われると思います。

Speaking:
地方在住だったため、東京の塾には通えませんでした。また、「TOEFL Speakingのための練習」をやる気にならなかったため、AGOSの通信講座終了後は、Skypeでフィリピン人と話す英会話を多用しました。フィリピン人と話し慣れた後は同じくSkypeでNativeと話しました。もう少しTOEFL Speaking用の練習をすればよかったかも知れません。

Writing:
AGOSの後、Jackのテンプレートを使い、W28-29が安定して出るようになりました。Independent TaskはAGOSテンプレートで400word以上、Jackテンプレートで500word以上くらい書くと高得点が出やすかったように思われます。Integrated TaskはAGOSテンプレート+Listening部分は2文書くようにすると、毎回高得点が取れました。
GMAT
Math:マスアカ, OG(途中まで), GMATH, Manhattan GMAT模試, GMAT Prep
理系だったため、予備校にすすめられた通り独学で取り組みました。もっとも、理系にもかかわらず私はMathも結構苦戦しました。自分が「難しい問題を時間をかけて解く」スタイルに慣れ親しんでいたのに対して、GMAT Mathは「やさしい問題をサクサク解く」スタイルが求められるからだと思います。慣れるまでは時間が足りませんでした。また、マスアカ、OGは問題が簡単過ぎ、本番に対応できませんでした。Manhattan GMAT模試(テキストを一つ購入すると6回分受けれる)は本番より大分難しいですが、難問慣れとしてはアリかと思われます。GMATHはPrep問題をジャンル別に並び替えたような問題集で、これで苦手分野をやった後、M50で安定するようになりました。MathについてはPrepを問題集的に使用しました。とにかく慣れが必要です。

Verbal:AGOS, YES, GMAT Prep, GMAT King
最後まで満足いく点数は取れなかったです。AGOS、YESを受講しました。AGOSは「いかに時間節約するか」、YESは「解答のバックグランドを知って正攻法で解く」、といったスタイルだと思いました。私はどちらも有効だと思いました。SC, CRを短時間で解答するのがポイントかもしれません。マグレは起きず、真当な英語試験という印象でした。

AWA:AGOS, Jack
Verbal, Essay等に時間をかけるため、初回受験時以外は、AWAにはほとんど時間をかけることはできませんでした。AGOSの白本をさらっと読んでおきました。AGOS+Jackで自分に書きやすいテンプレートを作成した後は5.0で安定しました。
Essay
Interfaceのデバリエにお世話になりました。ホリスティックで不確定要素の多いEssayの評価において、「絶対的な基準」が欲しかったからです。噂通り、白黒はっきりした指導でした。デバリエの基準を満たすEssayが書ければ、Essayについては心配ないと思われます。
また、Why this school? の部分を深めるためにも、各校のMBAイベント等には積極的に出席しておくとよいと思います。
Interview
日本でインタビューを受けました。UNCはSkypeで受けました。GMATの点数がイマイチだったこともあり、予備校カウンセラーにも相談し、Visitよりも、GMATスコアアップの方が重要と判断したからです。(結局GMATスコアは改善できませんでしたが・・・)
予備校カウンセラーと、よくある質問について回答をまとめ、ひたすらリハーサルしました。本番では(UNC以外も)必ずアドリブが必要なOpen-endedな質問がありました。純ドメの私には、春~夏頃にAGOSの日本人カウンセラーの方と深くBrainstormingした内容もアドリブに役立ちました。
最後に
<タイムマネジメント>
正直、こんなに辛い受験準備とは思ってもいませんでした。当初は1年間で「日本の大学受験程度の努力」をもう一度やればいいかな、くらいにしか考えていませんでした。私の場合、その考えは大間違いでした。
純ドメにとってTOEFL, GMATだけでも1年は準備期間が欲しい位であり、それと同時にEssay, InterviewもこなさないといけないことがMBA受験の辛さの一因だと思います。どう考えても時間が足りず、仕事も含めた上手なタイムマネジメントが必要不可欠です。
私自身はTOEFL, GMAT, Essayの三重苦に見事にハマり、仕事上でも大きな不具合対応があったりと、特に夏・年末あたりは本当に苦しかったです。MBA受験を志す方は、出願の1年前には、せめてTOEFLだけでもクリアかクリア目前の状態にしておくことが望ましいと思います。

<フィット感>
想像以上に学校毎にカラーが違いました。可能な限り、MBAイベント等でアドミッション・卒業生の方々に直接合い、フィット感を確認されるとよいと思います。その上でUNCにフィットを感じていただき、進学先に選んでいただければ光栄です。

<サポート>
卒業生・在校生の皆様、職場の方々、家族のサポートなしには、成し得ないMBA受験でした。次は私がサポートする側にもまわる番です。UNC進学を志願される方々へ、真摯にサポートさせていただきます。MBAイベントでお会いしましょう!苦しい受験の後には、苦しくも楽しい、最高に刺激的な2年間が待っています!
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N.N.
性別:男
年齢:29歳(2012年8月入学現在)
業界:教育
職歴:Management
学歴:Wesleyan University
Why MBA?
After two years working in management for my firm, I was ready to accelerate my professional development through a rigorous academic program. An MBA will enable a transition from Japan back to the United States, as well as into a different industry.
Why UNC?
UNC Kenan-Flagler was my top choice for several reasons. Firstly, it is an outstanding school with an excellent global reputation. A second consideration was its small class size, which will enable opportunities to meet and network with my classmates and also receive individual attention from faculty when necessary. Furthermore, UNC's academic strengths are aligned with my career interests. In particular, the Sustainable Enterprise concentration will enable me to pursue a career in this arena.
受験プロセス
2011年6月:GRE準備開始
2011年8月:GRE終了/GMAT準備開始
2011年10月:GMAT終了
2011年11月:Essay準備開始
2012年1月:出願
2012年2月:面接
2012年3月:合格/UNC進学決定
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T.N.
性別:男
年齢:30歳(2012年8月入学現在)
業界:メーカー(非鉄)
職歴:B2B Sales
学歴:慶應義塾大学
Why MBA?
米国駐在時に不況を経験し、混沌としたビジネス環境の中でのリーダーシップの重要性を認識しました。そして、ビジネスに関する知識全般を備えるバランスの取れたリーダーになる為には会社での業務経験だけでは不十分と考え、週末に学校に通い始めました。しかし週末の通学だけでは学習スピードが遅く、また座学による知識の習得のみならずHands-onな学習機会を提供する本格的な学習プログラムこそが自分の求めるものと考え、MBA取得を志しました。
Why UNC?
・Leadership Program
UNCは将来のリーダー養成を前面に押し出しています。General Managementに強い学校を中心に受験していた自分にとって、更にLeadership Programを売りにしていることが魅力的でした。実際に卒業生から経験談を伺って、面白そうに感じました。

・人
UNCのアドミッションや卒業生と話をした際に、そのGenerousさに惹かれました。情報は惜しげもなく与えてくれましたし、自分の受験生活も応援してくれました。何て良い人達なのだろうと嬉しい驚きを感じました。彼らは能力が有るのみならず、それを喜んで他人とシェアする人間であることを痛感し、自分もそうなりたいと単純に憧れました。

・住環境
Chapel Hillを含め、North Carolina内の周辺都市は全米の「住みたい街ランキング」のトップ常連だと聞いていたのですが、実際に住んでみてよく分かりました。森を切り開いて作ったような街で、どこに行っても自然に囲まれていて癒されます。それでいて”田舎”とは程遠く、買い物できる場所やレストランも充実していますし、文化に触れる機会もたくさん有ります。治安も良いですし、住人や街全体に「品」を感じます。是非ビジットして確かめて下さい!!
受験プロセス
2010年11月:TOEFL準備開始
2011年6月:GMAT準備開始
2011年9月:エッセイ着手
2011年12月:TOEFL / GMAT終了
2011年12月:UNC出願
2012年1月:UNC面接
2012年2月:UNC合格
TOEFL
合格者の誰しもが書いていますが、「TOEFL英単語3800 (TOEFL iBT大戦略シリーズ)」がとても役に立ちます。ひたすら記憶するしかありません。Level3まで覚えるだけでも一苦労ですが、それでは100点に届くことが精一杯でした。見たことも聞いたこともないようなLevel4の単語を一つずつ覚えていってようやく、更なるスコアアップが果たせました。
GMAT
かなり投資しましたが、結局ハイスコアを獲得することが出来ませんでした。どの合格体験記にも記載されているようなリソース(マスアカ、YES、他)を利用しました。勉強のやり方が拙かったのかもしれません。唯一の心残りは、仕事の都合により、塾通いを開始出来たのが秋以降であったことです。やはり、出来るだけ早い時期から塾に通い、正しい勉強方法を身につけることが肝要です。
Essay
個人カウンセラーである、Round Oneを利用しました。ESSAYのネタ出しや添削のヘルプをしてくれるだけでなく、受験全般のサポートをしてくれます。きめ細かい真摯なサービスが売りで、大満足でした。
Interview
インタビューも上記Round Oneと練習を重ねました。あとは、一人でシャドートレーニングです。様々な想定問答を作り、毎日壁に向かって話しかけていました。UNCとのインタビューは電話でしたが、他校とのインタビューでは、Skype、現地でのFace2Face、そして東京でのAlumniも有りました。

1校目のインタビューでは足の裏から汗をかくほど緊張しましたが(笑)、シャドートレーニングをこれでもかというくらいに重ねた結果、自信がつき、逆に自分の武器になったように思います。
最後に
3つのメッセージを送ります。

1)MBA受験は情報が命です。正しい情報を早く的確に集めることが、合格を勝ち取る鍵となります。私は仕事の都合で夏まで国外に住んでいた為、日本人が必要とする情報に触れることが出来るようなったのが、帰国後の秋口からでした。更に、帰国先も地方であった為、仕事の合間を縫っては東京まで新幹線で通い、多いときは週に3日往復することも有りました。お金もなりふり構わずに使いました。それでもやはり、情報が命だと言い切れます。学校説明会への参加、在校生・卒業生へのコンタクトなど、積極的に行って下さい。我々UNCの在校生・卒業生もイベントを定期的に開催しておりますので、是非いらして下さい!

2)学校選びの際は固定観念にとらわれず、幅広い視野を持たれることをお勧めします。正直私はUNCという学校を受験途中まで知りませんでしたが、とあるキッカケで学校説明会に参加し、そこでお話を伺ったアドミッション・卒業生の方の魅力に一発でノックアウトされました。所謂トップスクールはどこも素晴らしいリソースを抱えている為、入学後は自分の努力次第となりますが、それでも学校それぞれ異なるカラー・キャラクターを備えています。そこがいわゆるFitに繋がる部分となり、大変貴重な2年間を左右する大きなファクターになると思います。是非、幅広く学校研究をされ、皆さんにとってのBest Fitを探して下さい。その上で、一人でも多くの方がUNCを志願されることを願っています。

3)最後まで走り続けて下さい!MBA受験は、受験準備を始めた人の中で、実際にアプリケーションを出し切るまで続ける人が10分の1以下になると言われています。もちろん、正確な数字など誰も知るところではありませんが、途中脱落していく人を実際に多く見ました。自分自身も受験開始当初は、こんなに辛い思いをするものとは想像出来ませんでした。11月位には完全にエネルギーが切れ、それでもそこから更に大きな山が立ちはだかっており、動かない足を必死に前に出し続けました。MBAは特別な選ばれた人だけが行くところではありません。意志を持ち、最後まで走り続けた人が行くところです。是非皆さんが最後まで走り続けられることを、心より応援させて頂きます。
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Y.Y.
性別:男
年齢:33歳(2012年8月入学現在)
業界:通信
職歴:企画(2年)調達(5年)、北米営業(3年)
学歴:慶應義塾大学
Why MBA?
・海外企業のManagementと対等に渡り合い、信頼関係を築いていくためには、ある意味MBAを持っていることが前提になっている現実を度々感じることがあったため。(MBAを目指すきっかけ)
・会社(派遣元)のグローバル化を推進させるため。(エッセイ向けのWHY MBA)
Why UNC?
現実問題としてUNCを第1志望にして受験する日本人は少ないと思うが、バランスのとれた(言葉面だけではない)Team work重視の学校を選ぶとなると自然と上位にランクインされてくる学校であった。
更には、世の中にPositive Impactを与えることのできる真のリーダーを育てたいという明確な意志からくるLeadership教育へのこだわり、VarietyのあるHands-on Opportunities、Admissions(特にDirectorのSherry Wallaceさん)の人柄、Visitしてたくさんの在校生と話したときのFit感、息子が通うことになる公立小学校のレベル等から判断した。当然少しでも優秀な学生と切磋琢磨したいという気持ちからランキングも重要な要素とした。
受験プロセス
2011年3月: 社費派遣内定
2011年4月: TOEFL着手(AGOS)
2011年6月: GMAT着手(Affiance、Y.E.S.)
2011年9月: Essay着手(Affiance紹介Counselor)
2012年1月: 11校出願
2012年2月: 8校を訪問、全校現地でインタビュー。
2012年3月: UNCを含む7校に合格。UNC進学を決定。
TOEFL: 2011年4~6月
AGOSでSpeaking、Writingを受講。値段は高いが、効率的であった。またAGOSはMBAに対して無知であった私にとって、貴重な基礎情報源となった。テスト対策としては、まず何より英単語(3800等)が重要となる。過去問(OG、Barrons、Longman等)でテスト慣れすることも重要である。Listening、Speakingは時間がかかるが、毎日の地道な努力が確実に実を結ぶ。
GMAT: 2011年6月~2012年1月
Affiance、YESを受講した。Affianceでは情報共有しながら切磋琢磨できる貴重な仲間を得た。YESは英文法を突き詰めて教える質の高い塾であるものの、ある程度(12回くらい以上?)を受講しないとScoreに反映されないかもしれない。その他、マスアカ(テキストのみ。Mathの基本を抑えるものとして良書。)、Manhattan GMAT(RCのみ+Online模試6回分。安価かつ周りの評判も良い。)等を活用した。GMATは相性+運がある曲者である。(簡単に点数が出る人もいれば、5回フルにかかる人もいる。)過去の点数を気にせず、周りに惑わされず、自分に合った勉強スタイルを見出すことが鍵である。
Essay/Interview: 2011年9月~2012年3月
Affiance紹介の日本人カウンセラーを活用した。MBA受験の全般的なアドバイス含め極めて真摯な対応であった。(カウンセラーはいかに親身になってくれるかが鍵だと思う。)エッセイの前提となる自分のCore Value探しを対話式でかなりの時間をかけて行うため、Interviewの想定問答作りにはあまり苦労しなかった。Interviewは、想定問答を繰り返し練習するのみである。
最後に
1.「最後まで諦めないこと、信じ続けること。」
受験中、「あぁ、もう絶対無理だ。」と思ったことが何度あったことか。それでもその時点で自分にできることを全力でやること、自分を信じること。それが出来た人が合格している。

2.「いかに早い段階で受験準備をスタートできるか。」
私の場合、社費派遣が内定した2011年3月の時点でMBAについての知識がほぼゼロであった。GMATを攻略しきれなかったのは、このタイムリミットの焦りから、自分が納得のいく勉強スタイルを確立できなかったことにある。(情けない話、麹町の試験会場に行くだけで気持ちが悪くなるくらいでした、、、)でも、私のようにスロースターターの方も、是非諦めないで、突き進んで欲しいです。

3.「Campus Visitのすすめ」
最後は、学校の雰囲気や生活環境が決め手である。将来自分が通う姿を想像できるか。他校との比較からも納得感を持って決められる。
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